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解頭術®コラム【158】頭の重み。

今日のコラムは施術を受ける方(お客様)に読んでいただきたい内容です。

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美容室などでシャンプーをしてもらう際(特に首の後ろを洗ってもらう際)に

「首(頭)の力を抜いてください」

と言われたことがありませんか。

力を抜いてください=頭を(お客様自身で)上げないでください

ということなのですが、なぜそう言われるのか理解できない方が結構いらっしゃるのでこちらで説明いたします。


頭を(お客様自身で)上げる方というのは

・美容師(施術者)に対して気を遣っていただいている

がほとんどではないでしょうか。


成人の頭の重さは約4〜6kg。
一見軽くはありません。

"そんな頭を持ち上げさせて申し訳ない"と

とても"気を遣ってくださる方"なのでしょう。


しかし、施術者は「お客様の頭の重みを利用して頭(首)の後ろを洗っています。」

お客様の頭と施術者の手が(頭の)重みでピタッとくっつくことでお湯が背中の方へ流れないように洗っているのです。

つまり、お客様が頭を自分で上げてしまうと頭と施術者の手との間に隙間が生まれ(←ここがポイント)襟が濡れたり、最悪の場合背中までお湯が流れていきます。

これはシャンプーの時に限らず、頭を持ち上げる施術を行う際も同様で、本来の重さを想定して持ち上げたはずが、お客様が力を入れてしまうと軽くなりすぎて安定しません。

(例えばボーリングの球を持ち上げようとした瞬間にその球がヘリウムガス入りの風船に変わる様なイメージ。)←これくらい重さに違いが出るということです。

そして、どんなに華奢な施術者でも頭を持ち上げる訓練はしています。

なので、施術を受ける際、特にシャンプーをしてもらう時は施術者に身を任せ

"完全脱力"で施術を受けていただきたいと思います。


どうぞよろしくお願いいたします。


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