一日一名言 No.34 [9月5日(木) 2019年/令和元年]
しばしば直感と呼ばれているものは、じっさいは論理的な推論もしくは経験にもとづいた印象なのです。(アガサ・クリスティー著『ABC殺人事件』 エルキュール・ポアロ)
今日も推理小説からの引用。
昨日はホームズ、今日はポアロだ。
たまにドイルとクリスティーの小説を読んでみると、やっぱりおもしろいものだね。
お話自体も楽しいし、こうしてたまに、学びとなる言葉も出てくる。
今日のセリフは、学びがあったというよりは俺自身の考え方を固めるために選んだ。
俺自身、「直感」というものに対して、今回の『しばしば直感と呼ばれているものは、じっさいは論理的な推論もしくは経験にもとづいた印象なのです。』にとても近い感覚を持っている。
「直感」というのは、その人の経験からきているものだと思うし、無意識下で瞬時に考慮した結果が表れたものだってね。
だから俺は「直感」を信じるし、結構大事にする。重要な結論ほど、ね。
まぁよくいう話で、「直感的に出した結論と30分考え抜いた結論は同じ場合が多い」っていうからね。あるいはもっと長い時間でも。
結局、人間は瞬時に結論を出しているのだと思う。それくらい人間の脳は優秀なんだ。
けれど、"理性"がそれに追いついていないのだと思う。
「どうしてその結論に至ったのか」
それが、自分自身で見えないから、不安になる。
だから「直感」をなかなか信用できないんじゃないかって思う。
もちろん、経験が浅い小学生や中学生、あるいは高校生くらいではまだ未熟かもしれないけれど、大学生、社会人になった頃には、なんとなくわかることって増えてくると思うんだよね。
だから、もっとそれを信じてもいいんじゃないかって。
少なくとも、俺が「直感で決めた」って言ったことに対して、とやかく言ってほしくはないね!笑
なんどもいうように、結局吟味したところで同じ結論に達するってことが、それこそ"直感的に"わかるものなんだからさ。