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Kaito Imahori 今堀魁人
2022年6月24日 13:50
6月初めのある日、日の出前から道東の森を1人歩いていた。不気味なほどに音の無い朝の森。聴こえるのは私の足音と吐息のみ。どんなに耳を澄ましても風の音さえしないこの時期では考えられないほど静寂な世界。そんな森を歩きながら、必ずある自然に残された違和感を探す。3kmほど歩いた頃だろうか。大きな音はしないけれど変に視線を感じる。この視線は誰だろうか。じっと息を殺し、意識を周囲に張り巡らせる。1分ほど経