進行形が表す未来とは?
文法書を眺めると”進行形が未来を表す”的なことが書いてあると思いますが、いまいちよく分からないですよね。
彼が電話をしてきたまさにその時にシャワーを浴びていたわけですから、これに未来を表す用法があると言われても、なんじゃそりゃですよね。今回はこれを解説します。
進行形は進行してる途中
この「途中」という認識がとても大事で、この認識を持つことで通常の進行形から未来を表す方法まで全て網羅できます。
まずは通常の進行形を解説します。最初に挙げた例文を見てみましょう。
これってシャワーを浴びてる”途中”に電話がかかってきたってことですよね。
未来を表す進行形
下記のような英文が未来を表す進行形です。
そのまま訳すと「彼らは来週の日曜日に結婚する途中だ。」となります。
確かに結婚式を挙げるのは来週の日曜日かもしれませんが、それに向けて式場決めたり、ドレス決めたり招待状を出したりと、結婚式に向かって段取りが進行してる”途中”ですよね。
これが進行形が表す未来の正体です。
その予定自体はまだ先でもそれに向かってなにかしら準備などが進行している途中だから、進行形で未来が表せるんです。
近接未来?
よく進行形で表す未来は近接未来、すなわち少し先の未来と習いますが、少しって言葉が曖昧ですよね。1週間先までは近接未来なのか、はたまた1ヶ月先までは近接未来なのかよくわかりません。しかしこれも先ほどの話で解決できます。
その予定に向かって何かしら進行している途中のとき、進行形で未来を表せる。何かしら進行しているということは裏を返すと、それなり近い未来の話と推測できますよね。これを簡略化し過ぎた結果、進行形は近接未来のことを表せるなんて教えが出てきたんです。
今回は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。