母の日だから、母娘の約30年を振り返る
こんにちは。カイトです。
今日は母の日。
私にとっては、自分の母に感謝を伝える日です。
(実はずっと来週末が母の日と思っていて、てんやわんやしましたが…)
先日もnoteに書きましたが、改めて母について考える日になりました。
前回note:【母に学ぶ】飽くなき挑戦と努力
https://note.mu/kaito_aoiu/n/n7c99b533d457
周りから「マザコンだよ」といじられることも多い私。
そんな時には堂々と「私はマザコンだしファザコンだしブラコンだと思う」と答えるくらい、家族大好きです。
どうしてそんな風に母との距離が近くなったのか、振り返りました。
◼️初めから仲の良い母娘ではなかった
私と仲の良い知人10人に聞けば10人全員が「お母さんのこと大好きな人」。
そう答えられる自信があるくらい、仲の良さに自信があります。
ただ昔からそうだったわけではありませんでした。
物心ついた幼少期から小学生低学年までは、
「お父さんのことは好きだけど、お母さんのことは嫌い!」
なんて、母をイラっとさせることばかり言う子供でした。
周りに大人が多い環境でちやほやされがちだった私(初孫あるある)。
他の大人にはニコニコと良いことばかり言うくせに、誰よりも子育てをがんばる若い母に酷い仕打ち。
当時の母も、そんな私にイライラしていたと今は笑って話してくれます。
理由は簡単で、年子の弟がいたから。
いわゆるヤキモチというやつです。
母から言われる「お姉ちゃんなんだから」がとても嫌で、反抗的でした。
私と弟、ほぼ変わらないのに!と思っていたのです。
年子2人の子育てに奮闘する母に、本当に申し訳なかったな…と、今になって思います。
そんな母と私の関係に、大きな変化が二回訪れます。
◼️窮地に陥った時の行動に、母の強さを見た
私が小学3年生の時、誰よりも大好きだった友達が遠くへ引っ越すことに。
子供心にショックが大きく、食べることが大好きな子供だったのに一切何も食べられない、という事態に陥りました。
食べ物を粗末にすることを許さない父に怒られれば怒られるほど食べられなくなっていく…。
そんな中、母は動じず
「人間そんな簡単に死なへんから、大丈夫や」
と言いました。
問題ないと笑って、絶対大丈夫だと、一切責められなかった。
当時、友達が遠くに行ってしまった辛さから、徐々にこのまま食べられなくなったら死んじゃうんじゃないか…という恐怖に変わっていた私。
その一言に救われて、変わらない母の姿に緊張がほぐれたのでしょう。
少しずつ日常に戻ることができました。
そして小学5年生の時、実家で大きな地震を経験。
家が大きく軋むなか、弟と私をまとめて自分の身一つで包み込み、全力で守る母。
その姿を見て、やっと
「弟も私も、お母さんにとってどちらも大事なんだ」
と理解できたのでした。
どちらも日常ではなく、咄嗟の判断での母の行動に心打たれました。
人間の本質は窮地に陥った時によく現れる。
それに何よりも、母の強さを知りました。
この経験以降もさまざまな出来事があり、結果として今もなお母は私にとって「尊敬する人第1位」の座をキープし続けています。
◼️母であり、師であり、親友。偉大な母の存在
私にとって母とは何だろう。
単純に母としてだけでなく、
師匠と弟子のような。
何時間も話し合って飲んでカラオケへ行くし、
親友のような。
何にせよ、今の自分があるのは母の存在が大きいです。
自己分析のメモを書いていますが、要所要所で母を意識しているのだと実感します。
となると、自信がない、と言ってるのはなんだか母に顔向けできないような気もします。
自分は価値のない人間なんて言いたくなくなってくる。
こうして母について考え始めると、
よし。頑張るか。
そう思えるので、母は私にとってやる気スイッチの役割も担ってくれているようです。
◼️母のようなカッコイイ大人になる、という軸
今年の母の日はプレゼントを郵送できなかった代わりに、前田裕二さん著書「メモの魔力」に出てくるメモ形式で母について書き、LINEで贈りました。
本当に便利な世の中です。
和歌山にいる母に、一瞬で手書きのメモを綺麗な画質で送れる。
そうしてメモを書いて気付きました。
母について書いていくと、「カッコイイ」が何度も出てくる。
母とカッコイイというワードの紐付け方、ちょっと不思議な気もしますが…
私にとって母を一言で表すならば、「カッコイイ」のようです。
そして自分自身の人生の軸について考える時にも、「カッコイイ」大人になるがよく出てきている。
それは母のようになりたい、という尊敬の現れなのだと思います。
メモの魔力に出てくる自己分析では、幼少期の自分から振り返っていきます。
そうすると、自ずと家族との思い出と向き合う機会になる。
家族を知り、昔の自分を知る。
私と同じように、人生の軸を今探してる方には必要になる作業だと思います。
こうして母の日ということで改めて考えた結果、本当に母が好きなのだなと思わず笑ってしまう内容になりました。
母にこのnoteを読んでもらう日が来たら、相当恥ずかしがりそうな気もします。
恐らく父の日にも同様に振り返ることになりそうですが、お付き合いいただけますと幸いです。
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