推しに投げたボールが返ってきたので。
胸に突き刺さるまっすぐな言葉に、自分が少しひねくれていてよかったと思った。
とんでもないことが起こった。
いや、本当に。
とんでもないことが起こった。
推しに、届いてしまった。
もっと言うなら、
届いて、返ってきてしまった。
書いている今も正直、夢なのではないかと疑ってる。
いや、きっと夢だ!
と思いつつ、寝たくない。眠いけど。
明日は学校だけど。テスト前期間でちょっと忙しいけど。
今夜はまだ、明けてほしくない。
noteを読んで、やってた課題は放り投げた。サインとかコサインとか、もうどうでもよくなった。
半泣きだった。
話したくて、聞いてほしくて、でも独り占めしたくて。そんなよくわかんない感情が絡み合って。
ごちゃごちゃした心を感じながら深呼吸する。
そうか、これが幸せか。こんなにも複雑で、こんなにも私は、単純だったのか。
部屋で一人、パソコンを見つめながらスマホを握った。
「もしもし?母ちゃん?」
「どうしたの?こんな時間に」
やっぱり聞いてほしかった。1番に、母ちゃんに聞いてほしかった。
さっきね、すごく嬉しいことがあったんだ。
あのね、雅功くんわかる?noteに書いてくれたんだよ。
本当に嬉しいの。なんか、ね。もう、嬉しくてたまんないの。
書いてよかったよ。書いててよかったよ。
「よかったねぇ。ほんとに、よかったねぇ。」
きっと興奮気味に話す私はこんなにちゃんと喋れてなくて。何言ってるかもわからないだろうに、母はずっと嬉しそうだった。電話越しでも一緒に喜んでくれた。
まだまだ子供なんだな。
誕生日当日にあげようとしたあのnote。何度も何度も書き直して、あげられたのは2日後の夜。
普通には書きたくなかった。
最初は純粋なラブレターで。でも途中で、違うなって。私の伝えたいことはいったい何なのか。普通に書いてもいいのか。いや、いいんだろうけど、私はいいのか?これで私の想いは、伝えらえるのか。
単純に書きたくなかった理由は、たぶんきっと。
あなたに憧れていたから。
ありがたいことに、こんなことを書いてくださって。
ライバル、なんて推しに言ってもらえる世界は、きっともうここ以外どこにもないと思う。
めちゃくちゃ嬉しかった。
それと同時に、noteを書いているときのことも思い出した。
私も。負けたくなかった。
雅功くんの言葉が好きで。大好きで。だから、その上をいきたかった。ファンと推し、ではなく1人の書く人間として。
あなたを超えてみたかった。
あなたの心を、掴みたかった。
noteには、「ありがとう」も「好き」も、曲のことも書かなかった。
とんだひねくれものになった。
でも、そこにある感情はまっすぐに伝えたかった。
愛と書かずに、愛を伝える。
ライバルなんてなれる気がしないけど、勝てる気はしないけど。
これからも、負けたくない。
だから、書き続けようって思える。
雅功くん。
そんなことないと思います。
まんまと首を横に振ったけど、横に振り続けたところで謙遜が続いてしまうだけなので。
あなたのnoteはただのきっかけにすぎない、のかもしれません。
私は誰かに書け~とかやめるな~とか言われたわけではないですから。
でも、きっかけを与えられるのって本当に素敵なことです。
受け取ることって、確かに難しいかもしれません。
でも、投げ続けることのほうがずっと難しい。
書くことで知ったことです。
届くかなんてわからないし、届いたとしても、見てくれるかは、受け取ってくれるかはわからない。
誰も、見てくれてないんじゃないか。
孤独と裏腹に、明るく投げ続けなければいけない。
誰かに届けばいい。誰か、誰か、私を見つけて。
そんなこと思いながら投げた剛速球ほど、届かない。笑
何度もやめたくなるし、投げれなくなるときもある。
それでも投げ続けてくれるあなたは、とても素敵だと思います。
存在しても、いいじゃないですか。
届かないなら、書く意味がない。
そうかもしれない。事実上そうだけど。私も一つもスキをもらえない記事だってあるけれど。
書いちゃいけないわけないじゃないですか。
誰もいないところで、叫んでもいいんじゃないですか。
そんな叫びがこの世界を創っているのかもしれません。
私がいて、あなたがいる。あなたが読んで、私が書く。
それで成り立つわけですが。
私が書いて、いつか、そのボールを拾ってくれる人が、読んでくれれば。
いつかなんて、いつになるかはわからないけど。
地面に落ちたボールでも、届く日は来るんじゃないでしょうか。
それでいいのだと、私は思います。
すごくくさいことを言いますが。
私たちって、素晴らしい。
これを読んでくださっているあなたも。
本当に、素晴らしい、素敵な人だと思います。
感情のままに書いているので、ちょっとごちゃごちゃしてしまいましたが。
今日は、もう寝ます。
夢が覚めても、ちゃんと覚えてますように。
改めて。
受け取ってくれてありがとう。
KaiTO