Ham Actor
生暖かいビル風が 気力のない顔に吹きつけた
煙草をふかしながら 先の見える将来を思う
いつからだろう
なりたくない大人の背中を 必死に追いかけ始めたのは
なんでだろう
自分のためよりも 見知らぬ世間のために生きているのは
利口なふりをするのは
やっぱり向いてないのかもしれない
ビルの無機質な光1つ1つで
名もなき俳優たちが演じ続けている
淀みなく走り続ける車の1つ1つに
名もなきドラマが続いている
大根役者の僕に
みんなみたいに
これからの舞台は務まるのだろうか
今日も月は光り輝いている
頼むから 今の僕を照らさないでくれ
泣きの演技だけが得意になっても
誰も称えてはくれない
だから 今だけは自分の好きなようにさせてくれよ
たった1つのドラマロールに名もなき名を刻むために
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皆さんから大事な大事なサポートをいただけた日にゃ、夜通し踊り狂ってしまいます🕺(冗談です。大切に文筆業に活かしたいと思います)