床材の考察、無垢編
今回は無垢の床について詳しく書きます。
コアなファンが多く、絶対に使うべきと言う人もいれば、無垢は手入れが大変で、採用して後悔したという人も多い床材、「無垢」。使った方が良いのか、使わない方が良いのか、今まで悩んでいました。今回はそんな無垢の特徴、メリット、デメリットを上げながら、他で代用案が無いか? 本当に欠点なのか、これを考えながら適材適所で床を使うための指標になればとまとめてみました。
無垢を押す内容ではなく、使いたい理由と本当に無垢でなければダメなのか?と言う提案。また、無垢の欠点は本当なのか?他の床では違うのか?と言う視点で買いていきます。
私はこのnoteをまとめながら、自分が理想とするライフスタイルに合う床を決めていきたいと思っています。読んでくださる皆さんにも同じように皆さんに最適な床を選んでいただく指標になれば幸いです。
まずは調べた無垢の良いところでよく言われている部分からです。
良いところ①雰囲気・質感が良い
・自然の木なので、同じものがなく全ての柄に同じものが無く貼った時に奥行感がある。
→突き板や挽き板の床も同じことが言える。
マルホンの無垢床https://www.mokuzai.com/Works/List/Caseno/323
朝日ウッドテックの挽き板フロア https://www.woodtec.co.jp/products/coordinate/gallery/category/livenaturalpremium/rustic-oak-lnp/
朝日ウッドテックの突き板フロア https://www.woodtec.co.jp/products/coordinate/gallery/category/livenatural/oak-ln/
・全てが同じ木なので、床同士の隙間も綺麗で床に深みがある。
これはどういうことかと言うと、複合フローリングは1枚が幅30cmの板でできている。無垢の床は伸縮率の問題で100や90が一般的な幅になっておりこれに近づけるために、溝をわざと作っている。突き板やシートの床は化粧板の厚みが薄いため、この溝部分に基材の合板が見えてしまう。下の図のV溝部分。
図は朝日ウッドテック、総合カタログより
→表面材の厚い挽き板の床や、シートでも工夫された商品がある。
朝日ウッドテック 挽き板ライブナチュラルプレミアム
下記の図のように化粧材が2mmあるため、溝(オリジナルラウンドライン部)に基材の合板が出てこない。
図は朝日ウッドテック、総合カタログより
大建工業 シート床トリニティ シートの回で詳しく書きます。シートを側面まで巻き込んでいるので、溝も表面と同柄にるのでシートながら奥行間のある、仕上がりになる。
https://www.daiken.jp/flooring/lineup/10100012.html#anchor02
良いところ②
・自然素材のため、床が柔らかい。
柔らかさは木の種類によって変わるが合板よりは柔らかいのかも。比較できる資料がないです。
・床が冷えづらい。
柔らかい事が起因しますが、柔らかく空気を多く含むため床がひやっとしづらい。
・調湿機能がある。
床の中では調湿機能が1番ある。挽き板や突板も若干は調湿機能があるが無垢には及ばない。シートの床、フロアタイルは調湿機能は期待できない。
以上が調べて出てきた、無垢の床のいいところかなと思います。他の床との比較もしながらまとめてみました。
思ったより長くなってしまったので、ここまでを第1部として3部構成にします。2部では無垢の欠点をまとめます。3部では商品紹介と自分はどのように使いたいか考えた事をまとめます。
長らくありがとうございました。ご興味あれば次も是非読んでください。
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