夢の映画館1〜アリスとテレスのまぼろし工場
郊外の街、見伏の製鉄所で起きた大爆発で街を外部から遮断され、時間が止まってしまう。
製鉄所は神機となり、市民を閉じめたが、やがてそれは変化をともわない生活を送れば元の状態に戻るとの意見がなされ、住民らは通常通りの生活を送る。
そんなある日中学3年の菊入政宗はクラスメートの佐上睦美に誘われて製鉄所の中へ侵入する。
そこで野生児のような少女を出会い五美いつみと名づける。
一方工場を覆う煙は神機狼と化し、見伏の空を塞いでおり、製鉄所所員で見伏神社の社家である佐上は変化が起きなければ、見伏は元の状態になると住民に触れ回っていた。
やがて明らかになる五美の正体、それを知った政宗と睦美は見伏の街を救うため行動に出る。
果たしてその運命は?
監督・脚本 岡田麿里
製作 木村誠
音楽 横山克
出演者 榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲‥
製作会社 MAPPA
Netflixにて鑑賞
(談)
以前岡田麿里さんの「さよならの朝に約束の花を飾ろう」を見て感動したので、この2作目を観ました。
前作が欧米風ファンタジーとすれば、こちらは和風ファンタジーとでも言いましょうか、
共通するのは年を取らない永遠の子供たち。
さよなら‥が不老長寿なのに対し、こちらは時間を止められた少年少女達。
そういえば、脚本を担当していた「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の主人公の少女も幼くして亡くなってましたね。
さてこの映画では表向きは時間を止められたとなってるのですが、実はそうではないことが明らかになります。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、
映画のキャッチコピー(恋する衝動が世界を壊す)がそれを表してますね。
もう少し突っ込むと製鉄所の守り神のような存在、神機狼(狼というよりはヤマタノオロチ?)が見伏の街と外界を遮断してる存在であることは前半で明かされます。
そしてなぜこの街の時間が止まってしまったのかは五美の存在であることが段々とわかってくるんですよ。
ハードなSF設定を期待すると肩透かしをくらうかもしれませんが、ノスタルジーなファンタジーだと思えば納得がいきます。
では最後に予告編を貼り付けておきます!
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