会食恐怖症がまたテレビで特集されたってさ
先日、というかいぶ前のことになってしまったが
めざまし何とかという番組で会食恐怖症が特集されていたそうな。
私は未視聴。放送当日にトレンドに会食恐怖症というワードが入っているのを見て、このテレビ放送を知った。
そのため内容の詳細は把握していないが、いつもの会食恐怖症の団体の男性がVTR出演していたようだ。
この放送の前後にもYahooのトップページのニュース一覧に会食恐怖症についての記事が上がっていたのを目にした。もしや、世の中が会食恐怖症に注目する動きとなってきたのだろうか。
これまでも何度かニュース番組やらの特集で取り上げられてきたものの、全く認知度が上がらない会食恐怖症。
そもそも会食恐怖症が世間的に有名になるメリットはあるのか?
想像してみる。
平凡な会社員Aさん。会食恐怖症を患いながらも、周囲にはカミングアウトせずにのらりくらり。
そんなAさんに対し、周囲は。
そういえば、あの人って食事とか人前でしないよね〜あれじゃない。テレビで最近やってる会食恐怖症じゃない〜
なんて噂をされたり。
学校で給食を食べるのが遅いBちゃんに、他の生徒たちは
あいつ、給食食べないよな〜会食恐怖症じゃないのwww
という具合に、軽口として会食恐怖症というワードが教室やオフィスで飛び交うようになったら世間的に認知されたといえる状態、会食恐怖症が知られるとはそういうことなのではないかと…
これは何とも恐ろしい…
ネガティブな妄想だけを膨らませてしまったが、ともかく。病気として正しく認知されるかどうかは認知度とは別ということを忘れてはならない。
有名になる、それがいわゆる市民権を得るというところとは少し違うように思えるのだ。
どちらにせよ、今回のテレビ放送もYahoo記事にしても会食恐怖症の原因の多くに、幼少期の給食完食指導があるとまとめられているものがほとんどのようだ。生徒に給食を無理に食べさせることは食育ではなく、こうしたトラウマを植え付け、その先の将来にも影響すると。
私もそのひとり。
テレビ出演の男性は給食完食指導の間違いを正す活動もしているようだ。
会食恐怖症が有名になることは、私達のような大人になった当事者のためではなく、これから大人になる子供たちを守るため…と考えたほうが良いのかもしれない。