3/27(日) 播磨中央公園ロードレース JPT【DNF】
2022年Jプロツアー開幕戦、播磨中央公園ロードレースに参戦してきました。自分にとってプロツアーデビュー戦でもあるため最低でも完走、もしくは獲得ポイントアップ25位以内を目指す。
今シーズンは自分への投資として挑むシーズンだから価値のある1年にしたい。
以下、レースレポートになります。
■目標
■結果
■イナーメ信濃山形 参戦メンバー
自脚なら北野さんが1番、次いで松井さん。プロ経験も長くレース巧者のナベさん、比護さん。
エリート昇格勢も過去にリザルトを残してきている、はこぶねさん、奥村さんも強力だ。
このメンバーと一緒に走れると思うと非常に心強い、パワーを貰える。
自分としても、彼等の存在に霞まないように全力で挑むつもりで走りました。
▶︎余談(チームの雰囲気)
サポートは中畑夫婦がボトル準備、テント設営、ローラ設置、補給食の準備など全て完璧にこなしてくださる、圧倒的感謝。ただし準備や片付けをチーム員が手伝いをしていなかったのを見るとみんなで協力!という感じは伝わらなかった。DNFした選手がレースを走っている選手を応援するわけでもなく「良くも悪くも自由」それがイナーメ信濃山形だと感じた。サポートと選手が明確に分かれている印象。もちろんそれが悪いとは言わない。
そして発言力に力を持つ選手はエースクラス、つまり強い選手ということ。自分から意見を出すには結果を残さないと難しい環境だと感じた、それは他のプロチームも同様かもしれないが将来イナーメ信濃山形でプロ挑戦を考えている方がいらっしゃれば参考にして欲しい。
■コース&セッティング
播磨中央公園の新設コース7km×20周回(計140km)を走るレース。アップダウンがありコーナーも多いため、後方に居るだけで集団が間伸びしてダメージを受けてしまう。常に前目のポジションニングが大切。コース相性的には自分にも合っている印象
▶︎タイヤセッティング
おろし立てのコンチネンタル5000CLを前後6.1BARにて調整。
▶︎補給食
アスリチューン黒白4個、スポーツ羊羹3個を携帯
▶︎ドリンク
ACTIVIKE グランフォンド2本、真水2本
気温が16℃と高くなってきたのでこまめに水分補給を行う
■レース
スタート位置は真ん中くらいからローリングスタート。下り区間ポジションの奪い合いで加減速を繰り返す。
バックストレートの上りからリアルスタート。
後方に取り残されるのはマズイので、脚を使ってでも前に上がる。ファーストラップは47位/80名中で通過
2周目の序盤で北野さんを含む10人の有力な逃げが発生しそのまま先行、後ろはBSがコントロールしつつ集団は縦長に伸び続ける。結局2周目に決まった逃げがそのまま140km逃げ続けることとなる。ここで逃げの北野さんが痛恨のパンク。
3周目に入り、集団の真ん中よりも前に行きたいけどチームで密集しておりなかなか集団前方入れず、空気抵抗を受けながら走る。気づかないうちに心拍数も上がり、序盤にも関わらず消耗している。ベストなパワーも出ていないと感じた。とにかくプロカテゴリの集団走行に自分が合わせきれていない状態。この時点で焦っていた
3周回目の下区間でエンシェア木原くんが落車、彼の目の前にいた自分は後輪を滑らせつつも間一髪で止まることができた。ディスクブレーキじゃなければ乗り上げてクラッシュしていた。スピードは50km/h以上は出ていたから後ろの方が突っ込んで来なくて本当に良かった。直ぐにリカバリーするも集団はかなり前にいる...チームメイトの奥村さんと一緒に先頭に合流するもこの時点でかなりダメージを負ってしまった。
その後は、最後尾付近で常に踏む→キツい登りで若干緩まる→休む間もなく縦長に伸びる 流れを繰り返して9周回目に完全に心が折れてドロップ。気持ちが弱すぎた、何やってんだよ...
その後はエンシェアの糸川さんと3周ほど走り、タイムアウト。残り8周回を残して無念のDNFという結果になった。走行距離は84km/140km
自分と同じ位置で走っていたはこぶねさん、松井さんはしっかりと完走している。本当に自分が弱かったと身をもって力不足を痛感した。比護さんには集団走行における走り方を指摘された、自分の中で前に行こうとする気持ちが強すぎて冷静な判断、周りへの配慮ができておらず集合後方に迷惑をかけてしまっていた。
まだシーズンは始まったばかりだけど気をつけなければいけない。
■レースを振り返って
6年間エリートレースを走って、プロカテゴリとの違いを明確に表すと2つの違いがあると感じた。ただレーススピードが速いというわけでない
①組織力の強さ
先頭をコントロールするチームを筆頭に、BS、シマノ、愛三は走りやすい前線でまとまって動けていたし、後方よりも脚を残しながら走っていた。ただでさえ脚のあるプロ選手相手にトレインを組まれたら個人で割り込むなんて到底できない。弾き出されて後方で走ることを余儀なくされる。それを肌で実感できたことは収穫、いかにチームメイトと協力してポジションをキープして重要な局面まで脚を残しながら走れるかがポイントだと感じた。時には自己犠牲も厭わない献身的なサポート要員が必要。
②一瞬で展開が変わる 求められるパワー域の高さ
終始踏み続けた集団、消耗した状況か、更にアタックがかかる、瞬間のパワーが自分の中のスプリント域レベルで一瞬で展開が変化する。一定の脚力がなければ完走は不可能と感じた。要するにエリートで通じた得意分野はプロカテゴリでは当たり前のレベル。しがみつくだけでキツい展開、そこから2、3回はアタックがかかる。今以上に求められるパワー域のを高めないとこれから戦うことは難しいと感じた。
ただ同じチームメイト、普段トレーニングしている愛三工業の中川選手を見ていると大きく力が離れているわけではない。少しでも彼等に追いつけるようにまだまだ伸ばせる部分があると思っている。
今回のDNFは自分自身の結果としては評価に値しない戦績ではあったけど、初めてのプロのスピード域、集団密集度、位置取りを体感できたことはプラスでしかない。過去最高に高いマインドを保つことができているから、この気持ちを継続してトレーニングに励みたい。
このままでは、終われない
応援ありがとうございました。
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