ミックスジュース(大阪186日目)
大阪にはミックスジュース文化がある。
喫茶店(カフェではない)には、珈琲やコーラなどの定番ドリンクメニューの列に堂々とミックスジュースが並んでいる。
元々は、1948(昭和23)年、新世界・ジャンジャン横丁で果物店を営んでいた店主が「皮が傷んだ果物は売れなくなるけど、捨てるんはもったいない!」と考案したのが始まりらしい。その果物店が、昭和35年に喫茶店を開業。ミックスジュース発祥の店として名高い「千成屋珈琲」となる。
まあしかし、実際問題、新世界に行く機会はそれほどないし、行ったら行ったで串カツの方に気持ちが向かってしまい、いまだに飲んだことがない。次回こそ。
でも、身近なところにも老舗の店があった。
それは、阪神百貨店の地下1階から阪神電鉄の改札に向かう途中にある「元祖大阪梅田ミックスジュース」。うちの事務所から歩いて5分。
こちらは、1969(昭和44)年に、阪神梅田駅にて、梅田ジューススタンドとして営業を開始している。おー。ほぼ同年代やないか。
神戸からの帰り道、いつもは阪神電鉄から地下鉄へ乗り継いで自宅に帰ることが多いのだけれど、今回は事務所に戻るために阪神百貨店側に向かったことでその存在に気がついた。
朝から三宮の街を歩き回った後だったので、よく冷えたミックスジュースの味が沁みた。果物は温州みかん・黄桃・バナナを使っているとのこと。めっちゃ美味い。これはクセになりまんがな。また寄らせてもらいますー。