2024ベスト邦画&ドラマ(大阪270日目)
2024年も終わりますな。
年末は特段変化のない日々なので、大晦日までの間、この1年をベスト形式でいろいろ振り返ってみようと思う。ベストを選ぶ際には、例年通り原則として友人が書いたりつくったりしたものは対象外。まさか友人が映画を製作するとは思ってなかったがw
まずは日本の映画・ドラマから。
元々、休日となればいそいそと映画館に通ったり、家で配信を楽しんだりしていたのだけれど、大阪で単身赴任を始めたことで自分の時間がたっぷり取れるようになったので、その量が大幅増。改めて自分の主な趣味は映画鑑賞である、ということを自覚した1年だった。
といっても、邦画・洋画合わせて113作品。3日に1本ペースのゆるい趣味。たぶん、このぐらいが自分の最大値かな。
今回は、そんな中から邦画とドラマのベスト5を選んでみた。ベストの意味は、優れた作品というより、マイフェイバリット、つまり大好きな作品というほどの意味合いで。評論家じゃないんだから。
●邦画部門 (29作品中)
1位:ナミビアの砂漠
2位:カラオケ行こ!
3位:ルックバック
4位:大きな家
5位:悪は存在しない
まあ今年は河合優実の年だった。
「ナミビアの砂漠」も「ルックバック」も劇場で2回ずつ観た。「あんのこと」も素晴らしい演技だったし、思わず過去のドラマなども見直し中。娘ぐらいの年齢なのに、存在感に圧倒される。彼女の目線の揺らぎやちょっとした仕草にいちいち引き込まれる。好き過ぎる。
そういえば「カラオケ行こ!」も2回観たな。これらの作品には、心を鷲掴みにされるポイントがいつくかあって、毎回目頭が熱くなったり、ハラハラしたり、声を出して笑っちゃったりする。
たとえば「ナミビアの砂漠」は、今カレに嘘をついて次カレとのところに飛んでいくとことか「ルックバック」の自己肯定感爆上がりの雨のシーンとか「カラオケ行こ!」のラストとか。つくづく自分にとっての映画は、エンタメ志向なんだと思う。
「大きな家」は、淡々としたドキュメンタリー作品なのに、その構成の見事さもあって後半とてもエモーショナルに。「悪は存在しない」のラストの衝撃。
●ドラマ部門 (12作品中)
1位:虎に翼
2位:団地のふたり
3位:地面師たち
4位:極悪女王
3位:ベイビーわるきゅーれ エブリディ
「虎に翼」はすごかった。多種多様な社会課題(伏線)を取りこぼさずに全部回収していく力技、そしてもっとも理解のある?穂高先生(小林薫)をも断罪する作り手の覚悟。圧倒された。「団地のふたり」は、大好きな主演のふたりの、リアルだけどちゃんと明るい初老期を描いていてひたすら共感。1位・2位は、さすがなNHKのドラマ。「光る君へ」も見るべきだったかなあ。
「地面師たち」「極悪女王」は、Netflixのオリジナルドラマ。時間をかけて丁寧につくられた作品で、それぞれ大根仁監督、白石和彌監督が配信ドラマである点を意識して、一度見始めたら止められない、というつくり。アカデミー賞を受賞した「SHOGUN」も良かったけど、好きなのはこういう下世話な作品w
「ベイビーわるきゅーれ エブリディ!」。ほぼ同時期に公開された映画版「3」とも連動した巧みなつくり。ちさととまひろの主に激しくない方の日常をゆる〜く気軽に観れたのが良かった。
来年もまたいい作品に出会えますように。