踊ってない夜を知らないVketの居酒屋とらいみー! 参加レポート
まずはこれを見て欲しい
はい。
このカメラ端で踊る、髪の毛が「あしゅら男爵」みたいな人が私です。
VR空間で行われるイベント「V酒屋とらいみー!」が、今回実験的に、普段とは違うVRソーシャルサービス、「VketCloud(MyVket)」で開催されました。
今回のnoteはそのイベントレポート記事となります。
ダンスをするお前はだれだ
改札口西口と申します。
普段はClusterを中心にぷらぷらしており、たまにイベントに参加してTwitter(X)でレポートを上げたりしています。
たまに人を遊びに誘ったり、誘われたら遊びに乗っています。
直近では紅蓮グレイさんのお誘いに乗っかり、映画にワンショットのみ出演させていただいたりしてます。
(5:50ごろから出演してます。あとこの動画以外にもたまに出てます)
たまにイベントカメラマンもやっています。
だいたい興味のあることは何でもする方だと思っていただければ幸いです。
MyVket/VketCloudってなんだ
このnoteでMyVket/VketCloud、V酒屋とらいみーを知った方に向け、それぞれに関する簡単な説明を挟みます。
MyVketは、バーチャルマーケットなどで有名な株式会社HIKKYがサービスを提供しているVRソーシャルサービスです。
サービス開始時期が2023年4月なので、今年でもうすぐ1年目となります。
最大の特徴は、おそらく「サービスのすべてがブラウザで完結する」ことかと思います。
ほかにもブラウザでVRソーシャルサービスを提供している所はあると聞き及んでいますが、こちらはユーザーが個別でアバターのアップロードが可能です。
VRM形式に対応しているため、Clusterユーザーはかなりとっつきやすいのではないかと思います。
アバターの容量を30MBに、総ポリゴン数を50000ポリゴンに抑えないといけないなどの制限はあるので、凝ったことをしたい方は注意したいといったところでしょうか(今後更新される可能性もあるので、最新情報はVketヘルプページ等ご参照ください)。
VketCloudはMyVketとセットになるサービスで、こちらに登録を行ったうえでワールドをアップロードします。
簡単に確認したところ、JRやセブン&アイホールディングスといった大規模企業のワールドから、個人が制作したワールドまで、幅広くアップロードされています。
V酒屋とらいみーとは
VRソーシャル「Cluster」で定期的に開催されている、「居酒屋イベント」です。
イベントスタッフが「キャスト」となり、来場者とお話するイベントという認識で概ね間違いありません。
(過去の「V酒場とらいみー」のイベントページ)
基本的に当日訪れたゲストの方から抽選で選ばれるようなのですが、抽選に外れた人のための居場所として「BAR月光」というイベントも同時開催しています。こちらのスペースの様子についてはYoutubeで閲覧が可能です。
(「BAR月光」開催中の様子)
(直近の「とらいみー」での抽選の様子。え? 待ち時間でこんなパフォーマンス見ていいんですか?)
イベントレポート
今回はこの「とらいみー」を、場所(VRソーシャル)を変えてやってみようという告知がありました。
(「とらいみー」のオーナー・由宇霧さんは、VRサービスを特性に合わせて幅広く使い分けたいというスタンスの方でもあります)
この告知を見て、Vketの使い心地と、そもそも接客イベントってどんなもんなのか、という2つの興味が重なって、今回の参加に至ります。
実は今回は「V酒屋とらいみー」初参加…どころか、そもそもこういった接客イベント自体初めての参加です。いつもの「V酒屋とらいみー」のことをほとんどを知らない、まっさらな状態でした。
Vketそのものについてもアバターだけアップロードして後は寝かせておいた状態で、イベントの本格的な参加は今回が本当に初めてです。
なので、今回は今後VketCloudを使ってのイベント開催/参加を考えている方に向け、使い心地なども含めてお話させていただければと思います。
参加がとてもスムーズ
Vketというサービスについて一番特筆したい事は、ソフトやユーザー登録等を踏まず、1~2クリック程度でイベント参加できる事です。
イベントに参加するというだけなら、ワールド(=イベント会場へ繋がるURL)に繋がる複雑な手順が必要ないことは魅力に感じました。
アバターアップロードを行う場合はさすがにユーザー登録が必要ですが、ここらへんはそれこそ事前に登録しておけばスムーズかと思います。
告知からすぐイベント会場に行ける、というのは、少なくとも私はあまり聴いたことがないです。
話題は基本Vket
今回の「とらいみー」の流れとしては、
3つの机にお客様がつき、
それぞれの机についたキャストが時間ごとにそれぞれの机を交代で回っていく
といった形式で進んでいきました。
全体のお話を聴いた感じでは、キャストの方もVketに始めて振れる方が多く、話題はもっぱらVket周りが多かったです。
特に、エモート周りで別のお客の方が「オタ芸」と「ダンス」なるものを見つけた瞬間、私がいた机はかなり沸き立ちました。
このレポートを書くためにほかのワールドも回ってみたのですが、Vketではエモート事情はそれぞれのワールドで異なるようです。簡素なエモートのみ実装される場合もあれば、かなり作り込んだであろうエモートが実装されている場合もありました。
ただ、こういった特定の動作のみをナチュラルに出来るといったことは非常に新鮮です。普段はVRでしか出来ないので。
その状況をキャストの方を非常に楽しんでくれていたらしく、
わたし
「おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!」
キャスト
「Ah~~~!!!! 真夏のジャンボリ~~~~~~~♪♪♪」
だいたいこんな感じでした。
全員がお酒がないのに場酔いしてたまである。
ここまでVketの話題で話が弾んだのは、その場にいた方の共通の話題が基本的に「Vketという新しい場」だったから、というのが大きいと思います。
実際場所が変わったことで話の大きなフックにはなったので、今回のお試しは私の参加への精神的負担もかなり低かったのかな、と考えています。
もちろん、Vketそのもの以外のお話もしました。
その時、私がたまたまClusterのほうで、
「知識皆無からアバターを改変したりVRMに変換するの、大変だな…」
という実感を持った時期で、キャストの方に改変アバターを使っている方がいたので、そういった話題が膨らみました。
最終的に私も詳しい方に依頼しましたが、その作業風景を目の前で見ていて、かつVketには前述の制限があるので、本当に関心しきりでした。お疲れ様です…。
最後のキャストさんまで回るころにはエモートを使った大喜利に発展していました。
自分の出したものでは、ガッツポーズのゆったりとした動作を食事に例えたり、指をさすしぐさを田舎チョキに例えたり。
Vketのエモートは、それぞれのエモートとしての名前はあるものの、顔文字や記号が出たりといった「わかりやすいもの」が出ません。
基本的にアバターの身体で全てが完結するようです。(これもワールドによって差異がある可能性があるので一概には言えませんが)
なので、1つの動作をどういったふうに捉えられるか、その場の話の流れや使い方などで複数の解釈が出来るというのは、非常に現実に寄せてきていると感じましたし、何よりこれはこれで楽しいと、エモート大喜利をしながら感じました。
たのしかったです
今回はお試しで参加させていただきましたが、普段の営業日でも気軽に参加しようかな、と思うくらい、キャストの方と話しやすかったし、打ち解けやすかったな、と感じています。
一番最初のうにさん(店長の方)のツイートでもそうでしたが、全体的にノリが良いし、何を話してもスムーズに帰ってくるんですよ。
本当の接客業のような「打てば響く」ような、こちらから話さなきゃと気負わずに、自然に話せる空気感が出来ていました。
すでに書いたエモートの独特さや参加・再参加のしやすさというVketの強味もあり、多少のトラブルはあれど全体としては和やかな雰囲気のまま進んでいました。
本当に今回は良い機会に恵まれたと思います。
改めて、キャストのみなさん、ありがとうございました。