NATUを作る(パート13)
HARUは失敗に終わってしまった。
だが、その悔しさをバネに、新たにNATUを作ることになった。
今回は、実行ユニットとPC&ROMを接続する準備をしていきたいと思います。
レジスタデリート
まずは、実行ユニットをレジスタデリートに対応させていきたいと思います。
レジスタデリートは、ROMキャンセラーの上位互換で、PCの機能は通常と同じまま、大幅に高速化できる技術になっています。
ROMキャンセラーと比べて、実装する難易度も大して上がっていないので、実装しない理由があまりない技術になっています。
まずは、ALUのキャリーフラグから配線を伸ばしていきます。
この配線を、必要に応じて遮断などすることで、誤作動しないようにします。
配線の先は、このようにしておきます。
左側のコンパレータのループで、指定回数遮断の信号を出します。
その信号を、右にあるリピーターから出力し、レジスタの命令デコーダーに伝達します。
遅延を調整しながら、レジスタの命令デコーダーに接続しました。
この回路により、高速化とPCの簡略化を実現します。
PCとROMも調整
それでは、次はPC&ROM側の調整をしたいと思います。
クロック回路を接続した時に、正常に動作できるように遅延を調整しながら配線をしていきます。
完成しました!
赤の配線が、今回作った部分です。
パッと見、ただの配線ですが、遅延をしっかり調節されており、これで次回以降の作業が楽になるはずです。
それでは、次回は実行ユニットとROMを接続していきたいと思います。
今回は、約40分の作業でした。
お疲れさまでした。
それじゃあ、次回、また会いましょう