#001「キャスティングディレクター」あまり知られていないコト by Ko Iwagami
割引あり
キャスティングディレクターは無所属
キャスティングディレクター (Casting Director)
スタジオやプロデューサー専属ではなく、プロジェクトごとで雇用される無所属
キャスティングエグゼクティブ(Casting Executive)
雇用先のスタジオやプロダクションのプロジェクトのみを担当するフルタイム専属
配役を決めるのはキャスティングではない
キャスティングディレクターの仕事は、「ベストな候補を提案する」こと。そして、出演してほしいキャスト(マネージメント)に対して「出演交渉をする」こと。あくまでも、プレゼンターであり、仲介人。推薦することはあっても、決定権はない。
もっと言うと、出演者は、クリエイティブチーム(スタジオ、ショーランナー、監督、プロデューサー等)複数の大人がじっくり話し合ってはじめて、「決定」となる。一人の意見だけでキャストは決まらないので、オファーを受けたら思い出してみて。
CSAは組合ではない
CSA(全米キャスティング協会)は、WGA(全米脚本家組合)や、SAG(全米俳優協会)とは違い、組合ではない。
1983年にわずか39名の会員で始まり、現在は約600名の会員が世界中におり、ネットワークを広げている。CSA入会の資格を得るためには、キャスティングディレクターとして2年以上勤務し、現会員2名から推薦を受け(スポンサーレター含む)、理事会の投票で選べれることが必要。
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