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白トラ弐26 未知との遭遇か? 続き
一週間後。
先週と同じような時間、何かの気配で目が覚める。
まただ、何かの気配がする。そして金縛り(かなしばり)が始まらない。変だな~こういう感覚の時は大抵金縛りになったりするんだけどなぁ~と思っていると、先週のよく分からない存在のことを思い出した。
先週同様に保谷の時のような重苦しい感覚とは違う。
正常に金縛りが始まらない。しかし、気持ち次第で金縛りにかかれるのだと分かって来る。つまり冷静さが邪魔して素直に金縛りになれないのだ。
しょうがないので目を開けてみた。
*
『ん?なんだこいつは?』
先週来たのは人かどうかも分からない、黒っぽいただの塊(かたまり)だったのだが、今回のはやや人の上半身っぽい形の回りに青っぽい揺らぎがあるようだ。
まるで不動明王像の背中にある炎が青色で表現されているようだ。
人っぽい黒いシルエットに青っぽい炎が揺らぎ上がっているCGムービーの様に見える。
『う~ん、これなんだぁ?ヤバイ存在じゃ無いことだけは確かそうだなぁ~。君は人か?誰なんだ?』
*
な なんと、 その後の記憶が無い。
*
気が付くと朝だった。目覚ましが鳴っている。
おかしい、絶対夢じゃないんだけど。
未知との遭遇だとしたら、白へびを守護する天使なら、出来るだけ分かりやすい姿で出て来てくれないかな?
以上、2023年12月19日に東京のスピ系忘年会に誘われた一連の話はこれでおしまい。
つづく
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