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白トラ3『独立宣言』

■前のエピソード》

 今回のエピソード、実は一度ボツにした。が、やはり自分の感覚を信じることにした。なので公開してみる。でも、これを読んだ皆さんに『ボツにした影響や、ボツにしなかった影響』が何か起こるわけじゃない。

 何故僕が自らを『白へび』と名乗るのか・・、それを書こうと思っていた矢先、またしてもキツイ導きを最近受けた。『またしても』と言うのは何年か前にもキツイ導きを受けたことがあるのだ。今回の『導き』、すなわち『方向修正』は過去に僕が受けた方向修正とは受け取り方が違い、恐怖感が無かった。
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貼り付け予定地

 「なんのこっちゃ」‥、読む人を置いてけぼりにしそうなので早速ストーリーを語ってみたい。

 2023年7月15日、久々に東京遠征していた。

東京遠征で大國魂神社最寄の宿に泊まる
20代の頃上京して最初に住んだのが府中市だったので馴染み深い場所なのだ

 ところが遠征予定日ひと月前、元々予定していた用件がキャンセルになった
 本来の用件が消失したので、もはや行く意味はない。しかし、二泊三日の旅でそれぞれの日に東京の友達や元同僚など、今回の遠征では色々な人達と会う約束を交わしており、自分から声をかけておいて、「やっぱりやめます」と言うかどうか2~3日考えあぐねていた。

 そんなとき、東京の友達から歓迎するメッセージが届いた。メッセージの中には『インド在住の友達が一時帰国するので、その人も一緒に飲み会をやらないか』というものもあった。

 『インド』というと幾つか思い当たる節があった。
 インドからやって来たという不動明王とのご縁を僕は、今年3月の熊本遠征のときから非常に強く感じていた。
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 そして別筋の友達からは、サンスクリット語よりも更に古い言語で話す南インド奥地から『プラブヨガ』を広めに日本に来た兄弟の話を聞いていた。
 さらに、『ヘナ』とのご縁だ。ヘナについて教えてくれた人が言った「日本の神に選ばれた草が麻なら、インドの神に選ばれた草はヘナだ」という話。
 おまけに『滝行』だ。滝行に限らず行く先々で仏様の力を修行系で貸していただく時は大抵『不動明王』が出現する。
 更におまけに最近FF10の人生4回目のプレイを行っている。FF10は様々な神仏を味方につけ悟りを開くストーリーだ。FF10でいう神仏すなわち召喚獣だが、その中に『シヴァ』がいる。『シヴァ』というと『不動明王』の化身だ。

 これらの事柄が今年集中的に自分を取り巻き様々にシンクロニシティを展開させていた。何処までもインド由来の何かが付きまとっていた。

 ゆえに、友達からのウェルカムなメッセージを受けて行くのをやめるのをやめ、やっぱり行くことにした。

 

 キャンセルになった元々の予定は内山エナさんのインストラクタークラスに参加することだった。
 このクラスに参加するには条件があった。2023年2月~5月に行われる全4回の『アドバンスクラス』という名の『総合復習』をまず受けること。

 でないとどうにも仕方ないのでアドバンスクラスを受講した。

 『仕方なく』ではあるものの、通常クラスを受講して既に2年以上が経ち、自分でも自分の変化をありありと認めるほどになっていた。
 心の持ち方・在り方・その他諸々(そのたもろもろ)前とは随分違う視点で受講出来、意外にも受講中新鮮な感覚で過ごしていた。
 結果、ある違和感が伴いつつも「仕方なく」は「受けて良かった」という所に最終的に落ち着いた。

今ではすっかりなじみの祝詞を この神社で初めて唱えてみた
そして境内を時計回りにぐるりと一周

 さて、7月15日土曜。インストラクタークラスが開かれる一日前だ。この日、僕を東京遠征させる決定的なウェルカムメッセージをくれた友達が同席する総勢7名の飲み会に参加した。因みに、どうでもいい情報だが僕以外全員女子だ。
 そこに、インドから一時帰国した人とアドバンスでクラスメイトだった(仮に)Tさんも来ていた。僕が予め知ってる者同士だった人は4人。残り2人は僕が知らない人だった。
 が、その2人は僕を知っていた。僕が内山エナさんの『悟り』のクラスを受けた時、同じ回にその二人も参加していたという。
 その時既に僕は自らを『白へび』と名乗っていたのだ。
「男性が一人だけいて、しかも『白へび』っていうから、一発で覚えちゃうよねぇ~」と満場一致だったらしい。

 

 さて、インストラクタークラスに通うには条件がもう一つある。テストだ
 テストは講座前にメールで問題それぞれに400字以内の小論文形式にて提出するようになっている。
 僕は自信満々だった

白へび
「僕、インストラクタークラス不合格だったんです」
Tさん
「やっぱりそうなんだ~。

アドバンスのメッセージグループから白へび君の姿が消えちゃったから、そうなんだろうな‥って思ってたんだよね」
白へび
「はい‥」

白へび
「Tさんは試験合格したんですか?」
Tさん
「合格したよ」
白へび
「なんて回答したんですか?合格者の回答を教えてください。僕のも言いますから」

 

 テスト問題を一問ずつ読み上げ、何て回答したか自分の提出した文章をお互いに読み上げていく。

 Tさんは自己申告するほどに文章を書くのが本当に苦手らしく、たどたどしい回答をしていたようだった。しかし、要点は押さえられており「僕が提出した回答と何が違うんだ??」という印象だった。

 以下に、僕が提出した実際の回答をコピペする。

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『白へび』こと XXXX 

記述:2023年6月8日

①セルフアウェイクであなたが一番大切だと思うことはなんでしょうか

 信じることです。セルフアウェイク(又はそれぞれのメンタルトレーニング)を良いと思った自分の感性を信じることです。セルフアウェイクを通して、『信じる』→『良いと思った自分の感性を信じられる』→『自分を信じられる』ことに必ず繋がっていくからです。自分を信じられるようになるときには既に無敵です。

②基礎となるファーストステップで大切なことを記してください

・落ち着いて冷静でいること
・100の意図を持って決めること
・現実の全てを使うこと
・ただ在り続けること
・宇宙意識でいること
 (5次元以上のモノの見方考え方を「そうである」というところから見ること)
・ゼロでいること

 やむを得ず感情に揺れることがあるかもしれない、それでも1時間、30分、1分でも『日々落ち着いて冷静で居られる時間が増えていく自分を知っていくこと』『わずかずつでも、ステップを進んで行けてる自分を認めること』『より良くなった自分をほめてあげること』です。

③セルフアウェイクはメンタルトレーニングです
 一般の人にこそメンタルトレーニングが必要な理由を教えてください

 メンタルトレーニングによって人は自らを把握出来る様になる。本来の自分の『得意』を認識出来るようになる。人は生まれながら必要なものを全て持ち合わせていて、最初から軽やかな存在として人生をスタートさせます。しかし、成長の過程で本来必要ない荷物を気付かず背負い込んでしまいがちです。そのため、本来やりたいと思っていることを諦める人達が大変多くなっています。トレーニングを通して否定的な発想に繋がる荷物を下ろすことで迷いがなくなり、強靭(きょうじん)な自信を持って進んで行けるようになります。本来の自分に壁が無いことに気付けるからです。本来の自分の『得意』を活かして自分を発揮していく人は、自然と他者を認めることが出来る器を成長させていきます。成長した器・成熟したハートを持つ人たちが増えれば増えるほど、本当に住みよい世界になっていくと確信しているからこそ一般の人にメンタルトレーニングが必要と思います。

④インストラクターに必要な心のあり方はなんでしょうか

 自分を信じること・迷わないこと(迷いを見せないこと)・他者を認めること・色んな人生があると認めること・一貫した信念のもとで示し続けていくことです。

 

以上

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Tさん
「凄いじゃん。私のよりずっといい回答してるじゃん」
白へび
「この回答、Tさんの回答と内容・要点について大きな違いは無いと思いました。これで落ちたと言うことは、君はもう自分でやっていける、私から独立する時だよ?ってこととして受け止めてます。6月14日に合否メールが来て、落ちたとわかった時はさすがに
『工エエェェ(´д`)ェェエエ工』って感じがしましたけど、2~3分後には『独立』だなって前向きな発想になったんですよね」

東京で初めて務めたゲーム開発会社の最寄駅
現在、社屋は田町にある

 と、ここでこの白へびを一方的に知ってくれていたという2人のうち、一人の年配の女性(仮にBさん)がおもむろに口を開く‥

Bさん
「私ちょっとお話していい?」

『なんだ?』このオレの真を見て離さない視線は。Bさんの視線が妙だった。
 僕のことを真っ直ぐに見ている。物理次元の僕を見ているような、又は別次元の僕を見据えているような、妙な視線を向けて来る。
 こういう視線を向けて、こういう切り出し方で話始める時、大抵何か衝撃的なことを言ったりするんだよなぁ~‥と、少し緊張が走る。

「あのね・・あなた、〇〇

白へび
『!!!!!!!!!』
一瞬絶句したが、場の空気を壊したくないのでとっさに同席する人に同様を悟られまいと平然を装う。

 が、衝撃どころか激震が走った。

 それも妙な感覚だった。鳥肌が立ったり、ぞっとしたり、耳が赤くなったりというような身体的感覚ではなく、ハートで湧き上がる感覚として感じるのである。

白へび
「何で、そう思うんです?」
平然を装うが、同席する人はみなハートを磨き上げてる系の人達だ。僕の心の奥底の激震による同様が見えているようだった。

 皆でその『〇〇』がどいう意味か、優しくかみ砕いて‥あるいはなだめるような‥または、あなたは素晴らしい‥みたいなことまで言う人もいた。一斉に助け舟的言葉を掛けてくれる。しかし、激震に揺さぶられ、みんなの声がまともに聞こえない
 激震が走った僕は隠しきれない同様が表面に出てしまっていたようだ。

 実はこの『〇〇』、何を言われたかさっぱり覚えていない。2字熟語ということ以外全く覚えていない。しかし、ハートに走る激震だけははっきり覚えているのだ。 

白へび
「久々に、心の奥底がそうとう揺れました。正直、意味は理解できてないです。僕の中にある何が反応してるのか、まだ分かりません。でも痛い所を突かれてるような」
Bさん・Tさん(良しと言わんばかりに)
「揺れが来てるならね。 

今すぐその揺れの原因が何か分からなくてもいいのよ。揺れを感じられたなら、そのうち答えが出てくるわ」

東中野の駅改札
ゲームグラフィッカー時代の雰囲気をそのまま残してくれている

 それと、もう一つ言って来た

Bさん
もう、学びは終わり。これからは自分の内側から出てくるモノにしたがって行くの
Tさん
「結局、エナさんが決めるんじゃないの。

エナさんにどうやって合否を決めるか聞いたら、『私が決めるんじゃない、マスターが決めるの』って言ってたの。

私はエナさんが大好きなの。エナさんも私のことが大好きなの。」
白へび
「あぁ、なるほどね」
Bさん
「結局、答えた『内容』じゃないのよ。感覚なのよ」

 正直、僕はエナさんタイプじゃない。ノリというか雰囲気というか。さらに言うと、エナさんの所に集まって来る人達とも深くなじめるわけでもない。極端な表現をするなら、終始孤独だった。

 それは、ゲーム業界で仕事をしているときからすでに「これだけの濃いメンツに囲まれても、お前はキャラ立ちしてるんだぜ。すげぇよお前!」と認められていた頃と、今、舞台が違っても尚、独特独自路線のままブレてないらしいのだ。

 マスターやガイドが決めるって言われる以前に、そもそもタイプが違うのだ。正直、師匠として認めたい人は僕には今、いないのだ。

 いるとすれば、催眠術の中井先生ということに一応なるが‥。

 自分で開発しろってことだろうか
 または、自分で開発したいってことだろうか

東中野駅・他①

「実は違和感があったんです。エナさんにまだ学びを得るかどうかで、違和感が。

ちょっと正確に話します」

一同がしずまる‥

白へび
「2020年に初めてエナさんのセルフアウェイクを一度受けました。同じ年にチャネリングに関する講座と悟りに関する講座を受けました。凄く深く学びを得ることが出来ました。

2021年のヒカルランドという出版社主催の2度目のセルフアウェイクを今一度受けました。

それから、今年2023年のアドバンスを受けたわけですが‥、2021年に2度目を受けるとき既に違和感があったんです」

 一同が『あ~なるほどね』と表情が一致していく

Bさん・Tさん(お互いに向き合って)
「やっぱりね、違和感あったんだ」
白へび
「2度目受けると、それなりの目線や理解になっていて、まぁそれなりの学びになりました。けど、終始違和感がありました。

時間をあけて今回のアドバンスで、モノのとらえ方も随分と変わった今だからこその理解の深まりがありました。

けど、インストラクタークラスに対しても何となく『本当にこれに参加したい?』って」

Bさん
「自分でも違和感として気付いていたのね。

でもあと一押しが必要だったのよ。

その違和感を確信させる一押しが、ね

 激震を走らせる言葉を言ってくれたBさんと一緒にみんな
「よかったねぇ~。大きなことに気付けるね」
と言葉を掛けてくれる。

 一度は東京遠征をやめるつもりになっていた。それをそうさせないウェルカムメッセージが来た。行くと思いがけない『激震メッセージ』が届いた。まさかこれが不動明王のお導きだろうか。

 いずれにせよ、このために呼ばれて来た‥ということになりそうだ

東中野駅・他②

 場は一定の解決を得て、それぞれに新しい繋がりも作り、皆笑顔でおひらきになった。が、僕のハートの激震はおよそ一日以上つづいた。寝ても覚めても激震は走った。よっぽどのことを言われたに違いない。

 

 正直、鬱陶しく(うっとうしく)も感じた。

 インストラクタークラスの試験に落ちた時点で『独立』という方向に自力で目を向けたって言った人の話聞いてるか?

 おさまらない激震の最中(さなか)、何とか気持ちを落ち着かせようと余計な思考も働かせる。
『頼んでないだろ?鑑定してくれって。余計なお世話だ』
とも思った。しかし、余計な思考は無意味で、寝ても覚めても揺れを維持・強化するだけだった。一種の自己催眠を起こしかけている。

 しかし、Bさんにしろ同席したみんなにしろ、まるで、時に厳しい物言いをする神と、それをサポートする天使の集まりだったようにも思えてくる。

 そして、『場の空気を壊したくない』という僕のとっさの気遣いもまた無意味なのだ。みんなそれぞれの視点を持っているからだ。
 『白トラ』を書いている今、思い起こせばいかなる状況でも自分のハートの状態がどうなっているかジッと見定められていたのを思い出す。それはそれで凄いことじゃないか?とっさの激震でも自分を見失わなかったのだから

東中野駅・他③

 未だ、正確に僕の中の何が反応して『激震』を感じさせたのか分からないでいる。しかし、一つ『確かな導き』があったとすると、

『学びは終わり、独立の時を迎えた』

 ということだろう。

 余計なお世話と思いもするが、十分な踏ん切りがついてなかったのもまた事実。そこを見透かされたようでもあった。

 つづく

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