27歳 15周年おめでとう
2024年9月28日
関西出身のヴィジュアル系バンド
Royzが結成15周年を迎えた。
以前に書いた記事『あくまでも推しは他人』のこともあり、ライブレポートをnoteに残しても良いのだろうか…と迷いもあったが、
ライブを通して芽生えた気持ちを、新鮮なうちに綴りたいと思う。
Royzのメンバーは全員関西生まれ関西育ち
上京して10年以上経っても関西弁のまま。
メインで作曲をするメンバー、メインで作詞をするメンバーがそれぞれ2人いることが強みで、楽曲の振り幅が広い。
どんな曲であっても、サビになると『やっぱりRoyzだな』と思える。
私の推しはベースの公大さん
赤髪がトレードマーク
華奢で綺麗なシルエットからは想像できないくらいステージングが激しく、楽曲とともに移り変わる表情や仕草が見どころだ。
スクリーンに15年間を振り返る映像が流れ、メンバー全員が静かにステージに現れて、ライブが始まった。私たちは拍手で迎えた。
私は、ライブ空間に慣れるまでに時間がかかるタイプで、序盤はフワフワと宙に浮いたような感覚が続いていた。
Royzスティック(ペンライト)を使う楽曲が終わり、スティックをショルダーバッグに入れ直すタイミングで現実世界に戻った。
大変だ。脇汗かいてる。大量に。背中にまで汗染みが広がっている。絶対に目立つ。あ〜!曲に集中しなきゃ!汗を止める塗り薬も飲み薬も準備してきたのにどうして!恥ずかしいよ!
まぁ脇汗を心配しても仕方がないので、開き直って全力でライブを楽しむことにした。
汗染みを見せつけるかのように拳を突き上げた。
気を紛らわすために頭を振った。
余計に発汗する一方であったが…
なんだか殻を破れた気分でスッキリした。
恥じらいや迷いを捨てて楽しんだ。
でもやっぱり汗染みが気になって、終演後にグッズのTシャツを購入して着替えて帰ったことは、一生忘れられない思い出になった。
そして、心に刻まれたボーカルの昴さんの言葉
そっくりそのまま同じ言葉は思い出せないので、異なる箇所は許してください。
バンドも人生も短命で散れば良いと思ってたけど、今は違う。
遠回りしながらやっとここまで来れた。
ここ1年間で武道館ライブの夢を口に出せるようになった。
武道館は15年経って明確になった夢の一つ。
でもまだやりたいことは山ほどある。
武道館は通り道であってゴールではない。
15年経っても熱意を持って活動しているRoyzのことを見て、自分も頑張ってみようかなって感じてくれたら嬉しい。
私には長年憧れている職業がある。
資格取得のために通信講座を受講するものの
3年連続で計画倒れ
黒か白・0か100で考えてしまう私は、もうできないし向いていないと諦めかけていた。
27歳になってからは、同年代の友人とのライフステージの違いを体感し、不安や孤独が生まれた。
そんな時、久しぶりにRoyzのライブに行こうと思い立った。
運命なのか、この言葉たちに巡り合った。
遠回りしても良いんだって教えてくれた。
何回目になっても大丈夫なんだと思えた。
私は1人じゃないから、
Royzと一緒にもう一度頑張りたい。
推しは他人であることには変わりないし、
自分のことは自分でしか幸せにできない。
ただ、幸せのために自分の拠り所を作ろうとしても、自分の力だけでは足りない場合もある。
行き詰まった時や苦しい時は、推しに力を分けてもらっても良いのかな。
行こう
もう終わりだと泣いた最果てから
良かったら聴いてみてください。