コーヒートーク感想と紹介
皆さんこんにちは。海野月歩です。暑さが尾を引く季節ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は、最近2が発売されたコーヒートークについて語ろうと思います。コーヒートーク トーキョーが発表されたのに今更1をクリアしたのですが、本当に素晴らしいゲーム作品でしたね……。エピソード2はまだプレイしていないのですが、本当に素晴らしいゲーム作品でしたので一旦語らせてください。
ネタバレは極力避けますが、さすがにキャラの名前や関係性等の話は出てくると思います。ご注意ください。
コーヒートークについて
コーヒートーク1が発売されたのは、今から4年前……4年前!? もうそんなに経っていたんですか!? 過ぎ去る月日、なんと恐ろしい……!!
コーヒートークは2020年1月29日に発売されたインディーゲームです。開発会社はToge Productions。いわゆるノベルゲームに近いゲームシステムとなっております。続編の『エピソード2 ハイビスカス&バタフライ』もあります。最近では2025年に『コーヒートーク トーキョー』が発売されると発表され、話題になりましたね。
主人公の私「バリスタ」になって、深夜に珈琲店に訪れるお客さんに飲み物を提供しながら対話していく物語です。舞台はシアトルで、人間だけではなく、エルフやサキュバス、吸血鬼に人狼といった人外のお客さんもいます。個性豊かなキャラクターが魅力的なノベルゲームです。
私はswitchでやったのですが、steam、プレステ、Xbox等の他プラットフォームでも展開しているようです。ニンテンドーストアのURLを貼っておきますね。
コーヒートーク | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
極上の一杯を提供する
バリスタになってお客さんに飲み物を提供します。新しい飲み物をつくると記録されるので、コレクションゲーとしても面白い。飲み物の雑学がちゃんとあるのが面白くて、ついつい記録を眺めてしまいます。
もちろんそれだけではなく、お客さんの好みやそのときの状況によって飲み物の種類を変えて提供するのも面白いです。ラテアートもできるのですが、これがめちゃくちゃ難しくて、謎の白い物体にしかならないのが悔しかったです。提供する飲み物によってエンド分岐するらしいのでお気を付けください。
複雑な世界観と、その世界で生きているキャラクターたち
コーヒートークの世界は吸血鬼やオークなど、様々な種族が住んでいる世界です。なのでもちろん、そこにはいざこざや事件などがあります。その中でキャラクターたちがどうやって暮らしているのか、かいま見える彼らの日常が愛おしいです。
語らせてください。どの関係性もすごく良かったのですけど、個人的にアクアさんとマートルさんの関係性がすごく刺さりまして……本当にこの二人のやりとりが可愛くてにちゃにちゃしながら眺めてました……。ガラさんとハイドさんも良かったです。からっとしているようで、ちゃんと信頼し合っているのが良い味がして最高でした。関係性オタクなので、様々な関係性が見られてすごく楽しかったです。
多様性の是非を問う、深いテーマ性
キャラクターや関係性の話ともリンクするのですが、種族が違うからこその葛藤や拗れがあります。種族特有の考え方や体質に悩まされることもたくさんあります。それでも、このカフェにやってきたら、人の話を訊くし、互いに励まし合う。すごく優しい空間で、キャラクターたちの寄り添いに何度も泣きました。この空間こそが、真の意味での多様性の尊重なのかな、と思いました。近年、多様性という言葉が軽々しく使われがちですが、やっと私が納得できる「多様性」の概念に出会えたようでほっとしています。そして最後に、それらすべてが主人公に集結して粉々にしていく……続きが気になるので、近いうちにエピソード2もやりたいなあと思います。
最後に、このゲームはドット絵のヴィジュアルもBGMも最高なので、優しい気持ちになりたい、癒やされたい方にもうってつけのゲームです。クリアしたあとは、世界が少し違うように見えるかも? 興味がありましたら、是非やってみてください!
では、今回はこの辺で。