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犬の攻撃行動と腸内環境

攻撃性のある犬とない犬の腸内微生物叢の分布にはっきりとした違いが見られたという発表をしたのはオレゴン州立大学の研究チームでした。
腸内細菌によって行動に違いが生じるとは超意外。
脳と腸内環境の関係性・腸の神経系と気分や行動との関連…と、
最近になって多くの研究者が各地で行っています。
オレゴン州立大学の研究チームの発表した内容は、腸内環境を変化させることで攻撃性を減少させられる可能性もある???
犬の問題行動
色々な矯正だけでなく、生理学から見ることで、犬も人間にも選択肢が増えたのではないでしょうか。しつけやトレーニングでは不可能なことが、生理学的問題ならば、問題行動の解決になるかも知れません。
多くの研究者が腸内細菌の立証する論文の発表
2021年にはまたも、米オレゴン州立大学の研究チームが「犬の腸内フローラと攻撃的な行動が関連する」という衝撃的な研究結果を発表。
闘犬場から21頭の攻撃性のある犬と、10頭の攻撃性のない犬(全てピットブルタイプ) の腸内フローラを解析。
31頭の犬たちの便サンプルから腸内細菌を検出した結果、攻撃性のある犬では"ファーミキューテス門"か多く検出。
攻撃性のない犬では"フソバクテリア門"と"プロテオバクテリア門"が多く見られた。
詳しくは、攻撃性のある犬ではファーミキューテス門のなかの「乳酸桿菌科」・攻撃性のない犬では「フソバクテリウム科」が、最も多く検出された。
「攻撃性」と「腸内フローラの分布」に統計的な関連がある。
犬の腸内ある細菌が攻撃的な行動に影響を与える…と、いう可能性が…。
腸内細菌で、行動がコントロール???考えにくいですが。
脳の活動と腸内環境の「脳腸相関」という「ドーパミン」「セロトニン」「ノルアドレナリン」「GABA」などの一度は聞いた事がある脳内ホルモンだと、少しわかりやすいですね。
脳内ホルモンも実は、50%~90%は腸内細菌で形成されているという報告が2012年アイルランド国立大学の研究が発表済。
うつ病=「セロトニン」は「トリプトファン」
「トリプトファン」は腸内細菌が作り、「GABA」は乳酸菌やビフィズス菌たちが作っている。
ストレスに対抗する神経伝達物質の「セロトニン」が多く分泌されてストレスを減らすように働く。
腸内細菌が乱れている場合、ストレスと戦えず(「セロトニン」が作れない)、ストレスに勝てない。と、いう結果になる。と、いう事です。
こんなに研究発表が行われている結果・・・
まだ、不明な部分はあるものの、近い将来、問題行動=食事療法という法則が確立されるかもしれませんね。


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