【第4回】 ヨーガを通じた世界の見え方
ヨーガ、それは、世界の切り方の一つ。
呼吸という手段を通じて世界と自己を溶かしてゆく作業。
今回は、ヨーガを通じた考え方を読み解いていきます。
・東南アジアの今のヨーガ
タイ、バンコクは人柄がリラックスしています。こういった国は割とヨーガが融合しやすいかもしれません。
アジアの大都市にも、ヨーガ教室はすでに展開されております。グローバル企業が、ビジネスライクで行っているものは、かなり広がっています。
他の国々の文化とそのまま、ヨーガがフィットしやすいかどうかは一度考えてみなくてはならないと思います。
・ヨーガは宗教か?
日本のイメージの中に、マイナスイメージとして出てくるのが、オウム真理教です。件の一連の事件で、怖いものという印象が根付いてしまったのはあると思います。
ただし、本来のヨーガ・スートラの中にある非暴力と相反する思想のものであることは、ここまで読んでいただいた方々なら分かると思います。大きなマイナスイメージを消すためには、正しい理解と冷静さが大切です。
どんな思想、技術であれ、利己的に利用すれば、悪用することが可能です。だからこそ、高い理性が必要になります。そのための、ヤマ、ニヤマです。
ヨーガは、宗教を超えて世界中に受け入れられています。キリスト教圏の人々でさえ、積極的に実践しております。
どちらかといえば、ヨーガは日本的であり、「八百万の神」信仰に近いと私は思います。来るもの拒まず、去る者追わず。好きな時に実践して、フラットに行うことができる。本来そういうものであるべきです。
・インド思想の根底にある共通した実践道である
ヨーガは、宗教ではなくあらゆるものを利用した実践の道です。インド思想が万物に通じるかもしれません。それは、他の思想を否定するものではありません。ヨーガは、いかなる宗教、いかなる思想とも矛盾・対立しないからです。常に隣に寄り添う懐の深さ、あたたかさが良い点だと思います。
だからこそ、考え方を研究して、ひたすら実践していくことが必要です。一辺倒な固定概念にとらわれず、両軸で行っていくことが大切です。
今回で、ヨーガについては、ひとまず終わりです。
いかがでしたでしょうか。ヨーガによって、私は、心が軽くなりました。
今は、コロナウィルスによる暗い話題が多い状況にあります。しかし、不完全なことは普通であり、変化しないものなどありません。
あまり執着せず、できることを確実に行い、あるがままを受け入れていくことで、落ち着いて生活していくことができると思います。 苦しくなった時こそ、深呼吸していきましょう。
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