【第2回】 ヨーガスートラ8つの基本
今、私は仕事を探している求職者です。
なのに、なんでヨーガの日記をつけているのか実体験を交えてお話します。
コロナウィルスのはびこる今、なかなか就職は厳しいです。
そうなってくると、どんなことが起こるのか。
「焦る、焦る、とにかく焦る」
焦りは執着を生み、結果判断力を鈍らせます。
実は、内定もどきのような状況になっておりました。
内容は、業務委託でのウォーターサーバーの契約をとるお仕事。
某大型ショッピング店舗などにいるものです。
少し間違えば、マルチ講にも取れる企業体質。
しかし判断力が鈍っていると、そんなことも見落とします。
私は、寝ている最中に心がざわつきました。
普段なら、鼓動か早くなるようなことはあまりありません。
気持ち悪さもきました。この原因はなんだろう。
焦りだ、やばい会社に勤めるのか?と言った具合。
この心のシグナルに素直に寄り添うことにしました。
そこで、いきてきたのが、ヨーガの考え方です。
一見スピルチュアル。でも、救われました。
そのあと、フェイスブックを通じて、知人に相談して内定を辞退する結論を出しました。
ネガティブな気持ちを捨てることは、簡単です。
あまりに過剰なポジティブの気持ちも危険だと思います。
一度手放す、必要であればまた結合する作用が働きます。
前置き長くなりましたがヨーガは、こういった具合に自分と向き合う手段とすることができます。
★ヨーガスートラ8つの基本
ヨーガで自己と向き合うためには、当然基本を知ることが必要です。
それが、ヨーガスートラ8つの基本になります。
①禁戒(ヤマ)・・・ヨーガに入る前の心構え。
やってはいけないことが書かれております。
暴力はいけない、正直に生きる、盗みはダメ、欲はほどほどに、貧しいと思う心にならない。
この5つをまずは、守ります。人として大切な教えです。
②勧戒(ニヤマ)・・・人として良いとされる考え方。
清らかにあれ、足るを知る、苦行を行う、進んで学ぶ、神への祈り。
これら5つの良いことを実践することで、受け入れる心がだんだんできてきます。
③坐法(アーサナ)
体を楽に安定させることです。一般的なヨーガのイメージは、このアーサナになります。いきなりアーサナを行うことはヤマ、ニヤマの段階を飛ばしているので、真のヨーガではありません。
④調息(プラーナーヤーマ)
吸気と呼気の動きを断つこと。ざっくりいえば、呼吸を大切にしていく段階です。体の悪い空気が外に出て行き、いい空気が取り込まれます。
⑤制感(プラティヤーハーラ)
五感を外部の対象から内部に引き戻すこと。五感をリラックスさせて、心に向けていく段階です。
⑥凝然(ダーラナー)
心を一つの場所に固定させることです。
英語でいうと「concentration:集中」という意味です。
⑦静慮(ディヤーナ)
凝然に向かって想念が絶え間なく一筋に伸びることです。
「meditation:瞑想」という段階です。
⑧三昧(サマーディ)
静慮が客体ばかりになり、自体が空になったかのような状況。
この段階になると、自己と周りを隔てるものはなくなります。
①〜⑧を経て、ヨーガの道はなっています。
ヨーガとは、心の動きの止滅であるということです。
今回は、ここまでになります。
次回は、近代のヨーガ、ヨーガのグローバル化といったテーマでいきます。
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