楽しい、辛いがあるから旅なのだ。努力家でスーパー美少女で腹黒で自己中な女の子は誰でしょうか?アニメ「魔女の旅々」紹介します
もうすっかり春ですが、2020年秋アニメランキングで1位をしました魔女の旅々ご紹介します。
旅の一番の醍醐味は何なのでしょうか?人との出会い?美しい景色を見ること?旅の目的を設けてそれを完遂すること?気ままに流れに身を任せて当てのない旅をすること?きっと人それぞれだと思います。
私も大学生の時に1年間休学し一人旅をしました。旅には楽しい思いもあれば辛い思いもありますし今となっては旅して良かったと思います。「キノの旅」にも似ているのでそちらも好きな人はお勧めします。
あるところに一人の旅人がいました。彼女の名はイレイナ。
若くして魔法使いの最上位「魔女」となった才女です。
幼いころに読んだ旅の物語に憧れて、
流されるように気ままな長い旅を続けています。
この広大な世界を自由に渡り歩き、わけのわからない可笑しな人や、
誰かの美しい日常に触れながら、
彼女は旅人として、これといった目的もなく、
色々な国や人との出逢いを繰り返します。
そして同じ数だけの——
「構わないでください。私、旅人なものですから。
先を急がなければならないのです」
そんな魔女イレイナが紡ぐ、出逢いと別れの物語…。
公式サイトのあらすじは上記です。本が大好きだった幼いイレイナは特に大好きな『ニケの冒険譚』の魔女に憧れて魔女になる決意をします。魔導士学院で主席で卒業し良い意味でも悪い意味でも噂されていてイレイナはとある魔女の弟子となり修行し魔女となりました。そして物語のニケのように旅に出ます。魔女の旅の足は箒なので移動も楽そうで少し羨ましいです。
楽しい旅・辛い旅
イレイナは周りが羨む美貌と類稀な才能と素晴らしい性格のおかげで旅を楽しんでいます。性格自体は師匠の下で正直になっていいと諭されたせい(おかげ)ですが、悪いと思うけど好奇心が勝って「やっちゃえ♪」と自分に言い聞かせるように、いい歳なのにいたずらっ子は健在、もといどんどん悪化しているような気がします。それも視聴者も楽しませる一つの要因でもありました。
「私は旅人だから」と良い意味でも悪い意味でも線引きをして人と関わりすぎないようにします。人として正しいと思った事は実はただの押売りでより絶望を生むと知っていたとしてもイレイナはそれ以上関与しません。その結果どうなろうともイレイナ自身に害がないなら問題ないという雰囲気です。でもそれが危険な一人旅でもやっていけるコツかもしれませんがいろんな人と出会い心が動いているのは事実です。イレイナが心を動かす出会いがあれば、イレイナを始め旅人が訪れた国も旅人の影響を与えております。それが名所になったり、商法に発展したり無意識にお互いWIN-WINになっております。イレイナは可愛いのでふみふみしたりします(当たり前ですが俺も踏んでくれと言ったのは私の生まれ変わりです)。
他にも流れで弟子をとったり、他の魔女の決意を見届けたり不思議な国を体験したり美味しい物を食べたりとそれはそれは楽しい旅をされております。(時折こうやって女の子を誑かすわるい魔女さんでもあります。けしからん)
良いことだけが旅ではありません。このアニメでもそうです。いきなり辛くえぐい話をぶっこんできます。魔女ゆえに、人として良かれと思ったことが最悪の結果を生むこともありますし、大きな出来事に巻き込まれてしまうこともあり後悔もしますし自分の力不足を痛感します。(わざわざテロップで一部刺激的な表現があるので注意書きをしないといけない程です)
とあるモノを運んでしまった故に、性格が良かった故に、軍資金がなくなってしまった故に災害を招いてしまったケースもあります。それをなかったことにはできません。たまに思い出してボソッと言うケースもあり、普段は明るい性格も負の感情を見せることがあります。「国」を行き来するので、その国では常識と思っていてもイレイナからしたらおかしいと思うことも多々あります。おかしいと思っていても口にはせず結果だけを見届けてその場を立ち去ることで不用意に近づきないようされます。そのつらい現実も体験して彼女の目的の一つでもある日記を綴いてイレイナの物語が作られていきます。
魔女ですので、魔法もバンバンぶっ放します。炎、風、水、雷を始め、時間遡行やぬいぐるみを操ったりします。イレイナは高貴たる魔女様ですので大魔法も使用します。そういう部分はまさしく王道ファンタジーで憧れます。
最後に
魔女の旅々は考えさせられるアニメでした。くすっと笑うこともできれば、特に重い話などは考えさせられました。私はこのアニメでは重い話しのシリアスがかなり好きです。イレイナの可愛さを存分に楽しめますし、イラついたりバカにされたら本音を隠さずぶっこんで発言するのも清々しい程です。日本人が足りない部分ですね。
そして世界は広いようで狭い。こういう体験もきっとしたことがあるでしょう。それを気づくのも「誰かと話してその真実を知った」場面が多いと思いますが、このお話しもそうです。あの国でのお話しが、訪れた国で何かしら続いていたというのもよくありますしイレイナが気づかなくても視聴者はそれに気付けるように丁寧に描かれております。話は続いておりますが、1話1話短期ストーリーなので観やすいですし時間もあっという間に過ぎていきます。良い出会いもあれば悪い出会いもある。別れもある、それが旅です。是非とも観られてくださいませ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?