スローペースで田舎を楽しもう!TVアニメ「のんのんびより」紹介します
今回私的2021年冬アニメランキングで5位にしました「のんのんびより のんすとっぷ」、のんのんびよりシリーズを紹介します。田舎への憧れを抱かさる最高のアニメです。…ちなみにどこからが田舎なん?
のんのんびよりシリーズは今回の2021年冬アニメ放送時に3期となります。1作目「のんのんびより」は2013年10月に放送。2作目の「のんのんびより りぴーと」は2015年7月に放送、その後「劇場版のんのんびより ばけーしょん」が2018年に上映されて今回2021年1月に3期「のんのんびより のんすとっぷ」が放送された流れになります。
公式HPからそれぞれのイントロダクションです。
1期1話より
一条蛍は、両親の仕事の都合で、東京から「旭丘分校」に転校することに。しかしそこは、自分を含め、全校生徒が5人しかいない学校だった!
東京から転校してきた一条蛍、ムードメーカーの越谷夏海、女子最高学年の越谷小鞠、独特の感性を持つ最年少の宮内れんげ、まったりした田舎の大自然の中で過ごす彼女達の日常がはじまる!
2期より
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・
いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。そんなゆるやかでやさしい時間が再びはじまります。
劇場版より
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行くことになるのですが・・・・・・。
穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくかくなる。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常の中の非日常に会いに来てください。
3期より
全校生徒たったの5人の「旭丘分校」。
雪解けとともに芽吹き春の足音が聞こえる山里で相変わらずまったりと過ごす少女たち。山菜を採ったり、お花見したり、お魚を釣ってみちゃったり・・・。
彼女たちの新しい季節の楽しみ方に触れ、子供の頃の懐かしさを再発見できるかもしれません・・・。
イントロダクションでわかるように主要メンバー4人(もう一人は……)でお話しが進んでいきます。時代の流れは所謂サザエさん空間なので、季節は巡りますが歳は取りません。基本的には一話完結型のアニメです。毎シーズン春夏秋冬を過ごしていき、ゆったりとしたスペースで日常話をただただ楽しむアニメです。主要メンバー4人の(個性)紹介をすると
宮内 れんげ:小学1年生。成績優秀で天才。難しい言葉もすらすらと。感性も人とは違う持主で語尾も癖がある。「にゃんぱすー」が普通に現実の我々の挨拶に浸透させた神童
一条 蛍:東京から引越してきた小学5年生。の割には発育が良い美少女でお姉さんに見られるのが悩み。真面目で大人しい性格だが家族の前だと年相応の甘えん坊や小鞠ちゃんLOVEのガチ勢
越谷 夏海:中学1年生。ムードメーカー兼トラブルメーカー。勉強が苦手な反面、悪知恵が良く働く(の割には自業自得で自分に帰って来ることも多々)。周りのみんなを大事にしている部分も良くわかる
越谷 小鞠:中学2年生。夏海の姉。身長がとても小さく良くお子様に間違わられるのが悩み。大人ぶって背伸びする反面、幽霊など怖いものが大の苦手。方向音痴で小さい頃はよく迷子に…
主要のキャラ間は勿論、それぞれの家族も巻き込んで視聴者にゆったりとした攻撃を浴びさせてきます。
れんげちゃんには2人の姉(分校の先生と高校生)とれんげちゃんが赤ちゃんの頃から世話をしている駄菓子屋生まれのお姉さん(通称:駄菓子屋)がいるのですが、家族間の絡みものほほんとして観ている側のツッコミが追い付かない時もたまにあります。蛍ちゃんは家族だけに見せる顔があり、自宅では凄いモノを作ったり、飼っている犬のお散歩などもします。越谷姉妹には更にお兄ちゃん(全校生徒の最後の一人。一言も喋らないがなんでもできるハイスペック)がいるのですが、普段の越谷家の日常も垣間見えます。
のんのんびよりの魅力
このアニメを観ていると田舎への憧れは勿論、小さいころ祖父母の家に遊びに行って遊んでいた記憶なども思い出します。このご時世ネットが普及してIT時代になったとしても昔ながらの遊びや美しい景色に囲まれながらの生活も悪くないと教えてくれるアニメとなります。毎話毎話背景にとても力を入れており、キャラが出てこなく田舎風景のカットだけをかなり映し出します。人が出てこなく虫の声だけでカットが移動するのでとてもゆーーーったりとお話しが進んでいきます。虫の声だけではなく、リコーダーの音や水、花火といった私たちが普段聞く音も本物そのもの。そういう他のアニメにはなかなかない贅沢な尺を使用した雰囲気づくり、独特のテンポ感、癖になります。そういう雰囲気で個性あるキャラ達がいてバランスがしっかりと成立しているので凄いアニメとしか言いようがないです。
都会ではなく田舎だからこその当たり前の行動や防犯意識、そして田舎だからこそできる遊び。大人になると中々できないからこそ小さい頃にこういう遊びを経験すべきなのだなと思います。私も子供の頃に連れて行ってもらった山奥の祖父母の家。春~夏前には家の裏山で竹の子堀や新茶葉摘み、真夏には家の目の前には川が流れて子供たちは泳いで遊び、大人たちは天然のアユ釣りを。冬には山の畑で雪遊びで。この頃の無邪気にはしゃいでいた記憶がどうしても思い出すので、私にも子供が出来たらそんな体験をしてあげたいと思います。
登場人物がほとんど変わらないアニメだからこそ、一人一人キャラを重視したお話しが多いです。勿論日常話ですのでクスッと笑う部分もあれば、まだまだ子供である彼女たちが成長に繋がるお話しもあります。成長に繋がるお話しも丁寧に感情表現を表しています。同じ泣きでも全然違ってきます
最後に
のんのんびよりは超王道日常アニメです!背景の風景、BGM、ゆったりとした間、そしてそれに合致する登場人物たち。GOOD以外でてこないアニメです。2013年の1期から変わらない見せ方で魅せられ続けます。1期、2期、劇場版、そして3期と変わらずに彼女たちの生活をお邪魔することが出来ます。ゆったりとした30分アニメですが視聴するともう1話終わったと錯覚するアニメです。疲れた心には田舎の癒しで浄化してみてはいかがでしょうか。