久しぶりにグールドの演奏をききました
久しぶりに、グールド演奏のゴールドベルク変奏曲録画を見かけて、釘付けになってしまった。
すごいわ。
その一言。
世界に引き込まれる。何か引き下ろしてきてる。そこに音の世界がある。
作曲家の曲を弾く事って、私はある意味、巫女業と同じ過程だと思っている。
私にとっては、音楽を演奏するのも、変成意識で情報を取ってくるのも、占星術も、タロットも、能も、そこが共通。
素直に引き下ろす。その為に、自分のごみ、垢、癖を落として落として。
という作業をあいかわらずやっている。
汚れた鏡を少しでも綺麗にして、そのものをきちんと映すように。
できるだけ自分の我の色のフィルターで色を変えてしまわないように、
それでも個人の何かは残る。
頑張って頑張って、ゼロに近くしていこうとする。それでも自分フィルターは残る。それが個性だと思う。
この世界に引き下ろしてくるためには、どうしても媒体として個が必要。だから逆に、
おろしてくるための媒体である人としての個性は、ないとおろしてこれない。という部分も。
色のついた自分をできるだけ無色透明に近づけていくための作業、それが色々な修行体系の中に隠れていると思う。
だから修行しているようなものかもしれない。
でも、何よりも、「そこにある何か」「そのもの意図」を純粋に見てみたいというのが一番大きい。それがあるから走っている。
よく考えると、私の人生はそればっかりやっているような気がする。
その割にあいかわらず大した人間ではないのよね。。。
すっと降りてくる人も世の中にはいらっしゃる。
そんな風になりたいものです。