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これからは「失敗」することが仕事
以前、A/BテストツールのOptimizelyという商品を扱っていました。その開発元の会社の文化に「実験文化」というものがありました。A/Bテストツールの会社らしく、正解を議論するより、失敗してもいいからどんどんチャレンジしていこうという文化です。それが社員の行動にも表れていて、とても風通しのいい会社でした。
A/Bテストツールの運用では、人間はたくさんのアイデアをA/Bテストツールに投入します。議論を重ねて一つの正解を出そうとするよりも、思いつく限りのアイデアをどんどん投入して実験した方が、A/Bテストツールを通じて、より良い答えを見つけることができます。
AIにも同じことが言えます。
人がアイデアを出して、AIが答えを導きます。
こうしたツールを扱っていると、将来は会社の経営もそうなっていくのかなと想像するようになりました。
つまり、会社でも答えはAIが出してくれるので、人には正解を出すことよりも、より多くのチャレンジをすることが重要な仕事になります。
そういう時代が到来すれば、Optimizelyのような「実験文化」が企業文化として根付いているかどうかは、企業の強さに直結することでしょう。
そうなれば、「失敗」は資産です。どれだけ失敗できるかが、良い経営に繋がります。これまでは失敗しないように心配しながら経営してきたものが、AI時代は少しでも多く失敗しようとして経営することになります。
こうなったら根本的に頭の使い方を変えなくてはいけません(笑)。