映画「生きちゃった」
今回、石井裕也監督の映画「生きちゃった」を視聴させて頂きました。
題名にもある通り、間違った選択で崩壊の歯車は進み始め、生き残った人たちの人生の物語。
人生などは、間違いだらけだと感じる。
だが、その間違いの上に成長があり、間違えない人は成長しないと自分は思う。
間違えてこそ辿り着ける境地がある。
自分は、今作からこのことを学んだ。
①【内容】
厚久と奈津美は結婚している。厚久と奈津美と仲がいい武田。3人は、幼馴染。
主人公厚久は武田と多種多様の語学を学ぶ。
奈津美と娘の為に、会社を作り海外と取引をする夢をもっている。
ある日、体調が悪く厚久は会社を早退する。
家に帰ると想いもよらない光景が視界に入ってきた。
奈津美は知らない男と寝ていた。
そこから少しずつ、奈津美と厚久の関係は壊れていく。
叶えようとしていた夢も日に日に、思い描くのをやめた。
何が正しく、自分のどこに欠点があったのか
整理できない感情が押し寄せてきた。
奈津美は、浮気相手と生活する様になるが、その浮気相手が殺害される。
生活に困り果て、奈津美はデリヘルを始める。
だが、恐ろしい結末が待っていた。
②【役者陣の熱量】
若葉竜也さんと仲野太賀さんの共演は、「西瓜とマヨネーズ」以来。
お二人とも自分の好きな俳優さん
二人が出す、空気感や芝居の熱量などがとても好きである。
特に、今作を見ていただければわかる様にラストシーンの若葉さんと仲野さんの芝居には涙が止まらなかった。
あんなにも熱量が入った芝居を久しく見ていなかった為、惹きつけられた。
③【女優:大島優子】
AKB時代から好きであった大島優子さん。
自分の初恋の相手と言ってもいい相手。
そんな大島さんの芝居からは、アイドル時代の可愛さの面影は全くない。
女優として成立していた。
正直驚いた。彼女がいかに女優として歩もうとしている覚悟が今作から伺えると思う。
それは、ラブシーンであったり、大島さんの最後のシーンでは、全てを誘った様な笑い方が震えた。
④【まとめ】
今作の指揮を取った石井裕也さん。映画「舟を編む」で認知していた。
今作は、上海国際映画祭にて発表されたプロジェクト「B2B(Back to Basics)A Love Supreme(原点回帰。至上の愛)」は、香港国際映画祭と中国のHeaven Pictures が共同出資し、「映画制作の原点回帰」を探究するコンセプト。
石井裕也監督は、このオファーからわずか3日で脚本を執筆し、クランクインまで2ヶ月という驚きの速さで制作している。
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