Z世代との関わり方とは!?

管理人Iです。昨年とあるセミナーで学生に講座などでレクチャーを行う際のポイントについて話題に上がりました。今回は短い記事ですが、そこで学んだことに加え、学生への情報発信の方法について経験も交えながら考察してみたいと思います。

<学生へ何かを教える際のポイント>
①講師のプロフィール、バックグラウンドを話す
学生は講師に親しみを感じないと、耳を傾けてくれない傾向があるようです。講師のプロフィールを最初に紹介する、その中に学生が講師との共通点を感じられることで、ラ・ポールの形成に繋がり、その後の講座が進めやすくなるようです。

②話す速度は速めで
Z世代の特徴は、膨大なコンテンツを消費することに慣れていること。
そのため、動画の視聴は日常的に通常の速度ではなく、1.5倍、2.0倍という速度で行っています。つまり早口に慣れているので、講師の話す速度が速めでも問題ありません。しかし聞き取りやすい声のトーン、ボリュームは大切でしょう。

③オンタイムで終わる
話す内容を詰め込み過ぎて時間を押して終わってしまうこともよくあります。しかし、定刻通り終わる、あるいは定刻よりも早めに終わることが講座の満足度に繋がります。その結果、事後アンケートの回答率向上にもつながるようです。最近では講座アンケートもWebフォームで行うことが多いので、回答時間が取れないと回答率も下がってしまいます。

いかがでしょうか。Z世代に限らず講座を行う際はこの点を参考にしていただきたいと思います。

さてここからはZ世代の学生に対しての情報発信手段について、自身の経験をもとに考えていきたいと思います。伝えたい情報がしっかり学生に伝わっておらず、学生が提出書類の締切を守ってくれない、イベントへの参加率が悪いなど、どの大学においても学生への情報発信手段に悩んでおられることでしょう。手段別に向き不向きを考えてみたいと思います。大学によって使うシステムは様々だと思いますので、あくまでも個人的意見です。

①学生ポータルサイト
長所:学生生活、就職など様々な情報が集約して掲載されている
短所:情報が多すぎて、重要な情報が埋もれてしまう
学生ポータルサイトでは情報をいかに埋もれさせないかがカギ。タイトルの先頭に【重要】や【奨学金】といったものを加え、クリックしてもらえるタイトルとする工夫が必要かと思います。個別連絡機能であれば学生が読んでくれるといったこともありましたので、個別連絡機能も有効に使うほうが良さそうです。

②メール
長所:学生にプッシュで通知が届く
短所:プライベートのメールも含まれている場合は特に埋もれてしまう、返信などのやりとりが双方で大変
学生に個別で連絡する際にはメールは通知も届くので有効ですが、大学発行のメールでプライベートの情報や就活サイトの登録をしていると、あっという間に受信トレイが埋まるので注意。学生には大学メールとは別にプライベートや就活用でメールアドレスを取得することや、メールの振り分け機能をレクチャーしておくことが必要です。

③SNS
長所:学生が良く使うツールなので、気軽に閲覧できる
短所:発信できる情報の選定が必要。情報が埋もれる
学生向けにSNSを活用されている大学も多いと思います。学生にとって気軽なツールである反面、こちらも情報が埋もれてしまいます。特にLINEでの情報発信は通知がたまってしまうとスルーされてしまうので、注意が必要です。ビジネス用のLINEアカウントであれば1対1トーク機能がありますので、この機能を使えばメールよりも気軽に学生と個別にコミュニケーションが取れます。SNSはイベント告知など、軽めの情報を広く届けたい時には有効です。

こう見るといずれのツールも埋もれてしまうことが欠点になりますね。学生への連絡ツールは増やせばいいというものではありません。どんな用途で使うツールなのか、目的を学生に説明していくことが必要など思いますし、使い方を学生・教職員ともにマスターしておくことが大切です。なかなか気が付かなかった便利機能も搭載されていることもありますので。

学生への連絡ツールで便利だと思うツールがあれば教えてください。

いかがでしょうか。Z世代に限らず、情報過多な現在、情報を取捨選択したり整理する力が求められています。その為の教育が求められていると感じています。

【管理人:I】

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