中堅・若手大学職員グループ

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最近の記事

大学職員の楽しみ方(前編)

管理人Oです。 2022年も、はや残すところ2週間ほどで終わりを迎え、新たな年に突入しますね。年の瀬ということもあり、同業の皆様方は忙しなく日々過ごされているのではないでしょうか。 さて、また長らく投稿期間が空いてしまいましたが、この3ヶ月ほど他大学・他機関の方々とプロジェクト的に研修に携わることができ、充実した日々を過ごさせていただきましたので、自身の振返りも含めて記事にまとめます。長くなったため、前編・後編に分け二部構成でお送りします。 国立大学法人等若手職員勉強会

    • SD活動を振り返って その①

      管理人Iです。随分久々の投稿になりました。 私は今年度、SD委員として活動し、自身が担当するSD研修会が終了しましたので、その中で気づいたことの振り返りをしたいと思います。 ①話し合いのもとでテーマを決める テーマの設定は自分で原案をまとめて、他の委員に提案しました。幸いなことに面白いと思ってもらえるテーマでしたが、まだ荒さがありましたので、実際の運営メンバーで話し合い、具体化を目指しました。参加者の様々な背景を考慮した意見が沢山あり、自分一人では考えつかない気づきがあり

      • JUAM第26回定期総会・研究集会を振り返る

        管理人Oです。ご購読いただいている皆様、ご無沙汰しております。 noteへの記事投稿が約半年振りとなってしまいました...投稿を心待ちにされていた皆様、お待たせして申し訳ありません。 この間に様々な取組みを行ってまいりましたので、お待ちいただいた分、お役に立てるような情報を発信させていただきたいと思います。 まずは、直近の出来事で「大学行政管理学会(JUAM) 第26回定期総会・研究集会」に参加しましたので、このことについて振り返りつつ学びを得た内容を報告いたします。 今年

        • 大学職員としての危機感

          管理人Iです。随分投稿が出来ずじまいになってしまいました。 ありがたいことに学内のSD委員会メンバーとなり、SDの設計・企画に携わることができるようになりました。 SDに関する打合せの中で私が提案させていただいた企画は、「危機感の共有」にポイントを置いたものです。私は前々から大学職員の中での危機感の「差」を問題視していました。私は高等教育の未来と本学の現状を照らし合わせた時に、大きな危機感を覚え、自分なりに部署内で提案を重ねたり、できる範囲で自己研鑽に励んできました。しかし

          大学職員リレーコラム その③

          管理人Kです。管理人Oさんからのご紹介で、大学職員がどんな仕事やモチベーションで仕事に励んでいるか紹介する、大学職員リレーコラムに投稿させていただきました🌟私にとってはじめてのnote投稿となるので、ぜひお読みいただければうれしいです! 今回の大学人:管理人K ①現在、どんな仕事をしているか教えてください現在は法人本部の経営企画課に配属され、人事業務に携わっています。 おもに教職員の入退職の手続きに携わり、社会保険を担当しています。またワーキンググループにも所属しており、

          大学職員リレーコラム その③

          門出を祝う

          管理人Oです。 実は、本記事が投稿される3月23日は、私が勤める大学で卒業式が執り行われる日です。 思い返すと、自分自身が今年度の卒業生とともに大きく成長できた年だったことに気づき、今回は、卒業する方々に向けた記事を書くこととしました。 挑戦の年私は現在、医学部生の学生支援を行う部署に配属されています。留学生担当として、協定校との学生交流プログラムの実施を通じて、学生の皆さんと接しています。 私の業務に限った話ではありますが、2022年卒業生は、コロナ禍における制限の中

          プロボスト(Provost)って何?

          管理人Iです。ガバナンス改革が謳われ、議論が進められている日本の大学業界ですが、今回はそれに関連してアメリカの大学運営において重要なポストであるプロボストの存在について簡単にご紹介したいと思います。個人的な情報の範囲なので、正確さにかける部分があるかもしれませんがご了承ください。 大学において、意思決定には時間がかかるものですが、アメリカでは日本よりも迅速に意思決定が行われていると言われており、それにはプロボストの役割、存在が大きく貢献していると言われています。 プロボスト

          プロボスト(Provost)って何?

          考え直す力:アンラーニング

          管理人Oです。 今回は、巷でよく耳にする『社会人の学び直し』にも通ずる考え方について触れていきます。 と言っても、大学に入って学位取得をすることについてフォーカスするのではなく、日常、自分の手の届く範囲の行動に影響する『アンラーニング』に着目し、大学職員一般の考え直す力として考察を述べたいと思います。 今回の内容は、米国 Wharton School of the University of Pennsylvania の Adam Grant 教授の著書 Think Ag

          考え直す力:アンラーニング

          360度評価について

          管理人Iです。年度末に入り、人事評価に関する書類等を提出したり、管理職と面談をされる方も多いのではないでしょうか。今回は人事評価制度の一つである360度評価についてご紹介します。 360度評価とは?一般的な人事評価は上司から部下に対して一方向的に行われるものですが、360度評価では上司だけではなく、同僚や部下からの評価も加わります。これによって、上司→部下の一面的な評価ではなく、多面的な評価をすることが可能です。多面的なデータを得られるため、人事担当者も評価対象者をより深く

          Microsoft Power Automate奮闘記①

          管理人Oです。 これまで国際化など哲学的なトピックに関する記事を投稿してまいりましたが、本日の記事では、私が職務上担当するもう一つの分野『DX推進』に関連する話をまとめて記事にしていきます。 私、管理人Oは、留学生担当として国際関連業務に携わる傍ら、事務局内部の大幅な業務改善を狙うDX推進ワーキンググループ(以下、DXワーキング)のメンバーに選出され、デジタルツールの活用を選択肢の一つとして業務フローを再構築することに注力しています。 これからも様々な課題に直面することが

          Microsoft Power Automate奮闘記①

          読書記録

          管理人Iです。今回は読書記録ということで、1冊ご紹介をさせていただきます。 2021年9月発行、日本の私立大学はなぜ生き残るのか-人口減少社会と同族経営:1992-2030(著:ジェレミー・ブレーデン)という本を読みました。 https://www.amazon.co.jp/日本の私立大学はなぜ生き残るのか-人口減少社会と同族経営-1992-2030-中公選書-ジェレミー・ブレーデン/dp/4121101200 今回の記事では本書籍を読んで個人的に印象的だった部分をご紹介

          大学の国際化の第一歩③

          管理人Oです。 本日投稿の記事は『大学の国際化の第一歩③』と題して、前回までの投稿記事で扱った内容を切り口に大学の国際化を担う職員像についてまとめ、大学の国際化に関して雑感を述べていきます。今回初めて3回にわたり同じテーマのもとに記事を投稿しており、長編となっているため、パート1・2を予めお読みいただくことをオススメします。 大学の国際化の第一歩① https://note.com/kaikaku2021/n/nf78e44ef0862 大学の国際化の第一歩② http

          大学の国際化の第一歩③

          Z世代との関わり方とは!?

          管理人Iです。昨年とあるセミナーで学生に講座などでレクチャーを行う際のポイントについて話題に上がりました。今回は短い記事ですが、そこで学んだことに加え、学生への情報発信の方法について経験も交えながら考察してみたいと思います。 <学生へ何かを教える際のポイント> ①講師のプロフィール、バックグラウンドを話す 学生は講師に親しみを感じないと、耳を傾けてくれない傾向があるようです。講師のプロフィールを最初に紹介する、その中に学生が講師との共通点を感じられることで、ラ・ポールの形成

          Z世代との関わり方とは!?

          大学の国際化の第一歩②

          管理人Oです。 今回の記事は、前回投稿の記事の続きで、紹介したGlobal Competence Certificateの学習コンテンツについて記します。詳細に記してしまうとプログラムを受ける楽しみが減ってしまうので、今回の内容はさわり程度の内容になっています。ご了承ください。 学習コンテンツ1.Learning Style 自分と他者の学習傾向を学ぶことで、効果的に新たなセオリーを身につけるための準備ができる。4つの主要な学習傾向があり、グループワークでの意見交換を通し

          大学の国際化の第一歩②

          「面倒見のいい」大学とは?

          管理人Iです。この記事が公開されるのは大学入試共通テスト翌日。いよいよ入試シーズンが本格的にやってきます。受験生は自分の第一志望に入学できるか、我々大学職員は自大学が志願者数を伸ばせるか、定員を満たせるか、それぞれ様々な思いを抱えながらこの時期を迎えています。我々大学職員はオープンキャンパスや進学相談会などで大学のアピールをする際に「うちの大学は面倒見の良い大学です」なんて何気なく使うことがあります。ですが私は最近「面倒見の良い大学」という言葉が気になってしまうのです。「面倒

          「面倒見のいい」大学とは?

          大学の国際化の第一歩①

          管理人Oです。 皆様、年末年始はいかが過ごされましたでしょうか。 2022年を迎え、気持ちを新たに仕事、私生活に取組もうとされている方もいらっしゃるかと思います。中には、新たなことにチャレンジすることを新年の抱負として掲げている方もいるのではないでしょうか。 今回は、とある異文化理解・異文化間コミュニケーション能力向上プログラムの内容に触れつつ、そこで学んだ内容を切り口にして、『大学の国際化』に関して雑感をまとめます。ボリュームが大きいので、記事を3つのパートに分けて投

          大学の国際化の第一歩①