「世界」はいつでも変えられる。(死んだ魚の目)
名古屋発ドラマチックエレクトロダンスシンガーの"Kaijyu(カイジュウ)"です。
先日、昔からの代表曲「世界」を各配信サイトにてリリース開始しました。いつも難産なのですがこの曲は地獄の日々の行く末に完成した渾身の曲です。
当時、僕は幼馴染みの相方DJ taKaと結成した"RaBBy-K★&DJ taKa"のMCとして活動しており(2017年2月に解散し、ソロとなり怪獣になりました)DJ taKaとスタジオに入りアルバム[WORLD]の曲たちの制作に没頭していました。
しばらくしてこの「世界」の原型となるトラック(曲のみの音源)が届き、そこからはひたすらにこの「世界」と向き合う日々でした。
この音が何を叫んでいるのか。
僕はこの音で何を届けたいのか。
この悲鳴にも似た音は何を訴えているのか。
"RaBBy-K★&DJ taKa"の最初にして最後のアルバムとなった[WORLD]は僕の孤独を全部、心から穿り出した歌詞やメロディーだけを詰め込んだものにしたコンセプトアルバム。
ストレートに希望を歌われても届かない時。ある。
涙の数だけ強くなれる。嘘つけ、いま救えよって思った。
心の奥の奥の奥のズーーーーっと奥の暗い孤独を自分から探し出して、それを音楽にしたらきっと誰かに届く気がした。暗闇を提示する事で本当の光が見えるようになる。気がした。
だから、アルバム作成中はとにかく独りになった。
狂ってた。笑
今思えば、苦しかったです!(けど、いいアルバム出来たので最高ですけど!)
そんな日々の中で「世界」の音と向き合うのは本当に地獄でした。聞いてもらったら分かると思うけどこんなに孤独なイントロもサビ終わりのシンセの苦しみの叫びみたいな音楽も聞いた事なかった。だけど、大好きでした。笑 ドMやん。
多分、30回ぐらい書き直した。しまいには嘘書きまくった。ありがちなJ-POPみたいな歌詞を並べたりもした。いつか笑えるとか、幸せはそこにある〜とか。朝になって気付く。ナンダコレ。これは他の素晴らしいアーティストさんがやってる。僕である必要がないし、心から思えた事ないわ。(最近は思えている、、)
ってブログって書き始めたら既にクソなげっぇぇぇぇぇぇっぇぇ
本当、皆さん工夫してるんですね。リスペクトです。ここまで読んでいただいた皆さん途中ですが、ありがとうございます。まだあるよ?いく?いく?いこか!
その果てには夜もほぼ眠れなくなり、やっと眠れたと思ったら夢の中でずっと考えている自分を俯瞰して見てて怖くなってすぐ目覚めるし、体はずーっと熱いし、ご飯も食べられないし、しまいには鬱っぽくなったりですね。今思えば、自分をどこまでも孤独に追い込んでた。そんなんで暗闇かよ。って。誰も救えない。って。
全てが限界になった。
誰の為に、何の為に、音楽を作ってるのかも分からなくなった。
初めて思った。
「くだらない」
「もう音楽、やめよう。続けられない。」
たった独りでこんな想いして、別に有名でもないし、何千人何万人が待っている訳でもないし、もしかしたら誰も待ってないかもしれないし、こんな音楽はクソだクソだクソだクソだクソだくだらないくだらないくだらないくだらないくだらない全部全部全部zねうんcsっdさdfjsdぽd、kpを@え、wpヒュfydtfscえfっl;pこ;k
となりました。笑
だけどそう思った瞬間に。やっと辿り着いた気がした。
この「くだらない」って今の想いを書いてしまおうって思った。10分程で1番の歌詞を完成させた。と思う。間違いなく嘘なんかひとつもない泣き叫びがあった。とんでもない暗闇があった。もう二度と書けないもの。
音のしない世界で独り考える詞を
音のしない詞を
君のいない世界で独り考える詞を
僕がいない詞を
執着すれば色褪せると分かってる
浮遊したまま終わりが思い出になる
どうにかしなくちゃ、もうどうにかしなくちゃ
全部を捨て去れたならもう言葉はいらないのに
汚れて見えるから綺麗だと書く
嘘塗れくさいから真実を書く
失くしてしまったから探すように書く
二度ともう言えないからもがくように書くんだ
真っ暗闇暗いから照らせる事を書く
取り戻せないから確かめるように書く
終わらせたくないから始まりのように書く
言い聞かせ過ごす日々分からなくなるよ
くだらないくだらないくだらないんだよ
君も僕も全部 何もかもが
意味もない、価値もない、何もないんだろう
思い知るんだ夜のその暗さを
ここまで書き終わって、「くだらない」は気づけば消えてた。やっと辿り着けた達成感?とかそんな類のものに包まれて幸福でした。はやくこの曲を届けたい。そう思った。その瞬間に
頭の中で、こだました。
「いつも救われてる。ありがとう。」
ライブ後に、涙ながらに手を握って言ってくれた。
「楽しかった!明日バイト頑張れるわ!」
全開の笑顔で伝えてくれた。
たくさんの人の顔が浮かんだ。僕もそんな風に何度も音楽に救われてきた。そんな人たちに何度も救われてきた。そして、思った。
「素晴らしい」
「生きるってこんなにも素晴らしい」
いや、今、文字にして草生えたし、クサッて思ったけど本心です。真っ暗な闇が叫ぶ眩しい光がやっとちゃんと描ける気がして、またその後10分ぐらいで全歌詞を書き終えた。
音が響く世界で独り歌うんだ詞を
音が響く詞を
僕を満たす何かで独り歌うんだ詞を
そう、独りだって詞を
「死にたくなる程に今が溢れて
死にたくなる程に僕らは生きてるんだろう」
信じてもいいとずっと"誰かが"歌ってる
救われそうなこの今を逃がさぬよう書く
素晴らしい素晴らしい素晴らしいんだと
思えるこんな今日が続くように
生きてく生きてく生きてくんだろう
君も僕も全部 何もかもが
さよなら、さよなら、僕 さよなら、さよなら、僕
世界、世界、世界は素晴らしい。
ソロ活動になり改名し"Kaijyu"となった今も歌わせてもらってる大切な曲です。今もライブで歌う度、この一連の感情が完全に当時のまま蘇ってくる。もはやトラウマ状態なんだけど、笑)最後は笑顔でちゃんと「素晴らしい」って今も思える。
今もライブ会場で販売しているアルバム[WORLD]に収録されてます。が、配信でより多くの人に届くようにと思い、配信する事にしました。(配信ジャケも自分で作ったよ!)
あなたの「くだらない」ときも「素晴らしい」ときも
どんな時もいつも寄り添えますように。
ダウンロードは下記、各配信サイトからいけます。(視聴もできます!)
ここまで読んでくれたあなたに、感謝です。ここまできたらもう感謝祭で 無料DLにしたいぐらいだけど、配信するだけでもお金かかってるから勘弁ね!笑
3rd Single「○○○○○、○○○○○氏。」が完成間近です。
年内にはリリースします。
あ、僕のYoutubeチャンネルにMusicVideoがいくつかあるので
登録もよろしくお願いします!まだ3桁もいってないよ!泣
https://www.youtube.com/channel/UCxiPN61q5spVV4ptQg8qFiA
Kaijyuをこれからもよろしくお願いします。フォローよろしくです。ありがとう!
Twitter@kaijyu0123