二号館班_信号反応
概要
酸化還元反応によって色が半永久的に変化する反応。ただし、反応によってグルコースが完全に消費されると、色は変わらなくなる。
試薬
A液:水酸化ナトリウム水溶液(NaOH 0.25mol/L)
B: グルコース(C6H12O6 180g/mol)
C:インジゴジスホルホン酸ナトリウム
(C16H8N2O2(SO3Na)2 466g/mol)
使用器具
500mlビーカー×2
電子秤
薬さじ
実験手順
1 350mlの水にグルコースを7g入れる。
2 100mlの水に水酸化ナトリウムを6g入れる。
3 グルコース溶液に0.04gのインジコカルミンを入れ、色が変わるのを待つ。
4 色が変わったら、グルコース溶液に水酸化ナトリウム水溶液を入れ、再び色が変わるのを待つ。
5 その後、他のビーカーに水溶液を移し替えて色を変える。
原理説明
初め、グルコース溶液にインジコカルミンを入れた時に青色になったのは本来のインジコカルミンの色が出たからである。
その後水酸化ナトリウム水溶液を入れると、色が緑色になったのは入れた時に大量の酸素が含まれ、インジコカルミンが酸化型インジコカルミンとなったからである。
これを放置すると、還元剤であるグルコースによってインジコカルミンを還元し、赤色の中間型を経由し、黄色の還元型になる。
以下、再び酸素元素に触れさせる(この実験の場合は他のビーカーに移す)ことによって、緑色となり、先に書いた順に循環する。このため、他のビーカーに移すことによってより緑色を確認することができる。
参考文献
過去の部誌
KCC Quiz 信号反応編
Q1. 信号反応の色の変化の順番は?
1 緑→黄→赤
2 赤→黄→緑
3 青→虹→緋
4 青→黄土→肌
Q2.象の歯磨き粉の泡の中に入っているものは何か?
壱 立方晶窒化ホウ素
弐 酸素
参 五フッ化アンチモン
肆 DHMO