海城中高化学部
2022年の夏のオープンキャンパスにて展示したもの&演示実験の詳細です。
海城祭へようこそこんにちは!化学部です! 化学部では、実験室の展示の詳細をこちらのnoteに掲載しています。 このページでは、各部屋の展示の紹介をしていきたいと思います。 過去、学校説明会等の際に作った説明等も投稿しているので、併せてご覧ください。 化学部部誌電子版PDFはコチラ↓ 演示実験○銀鏡反応 ○コバルトのワンポット反応 ○砂糖の発火 ○小さなカミナリ ○時計反応 ○酸化還元反応 ○炎色反応 展示品○ホルムアルデヒド ○Co2+を用いたワンポッ
※昨年に作った部分が含まれています
概要 ネバネバした液体を粉末の上に加えると、強い光を放つ閃光が発生する‼︎ 試薬 硝酸カリウム、アルミニウム粉末、過マンガン酸カリウム、グリセリン 使用器具 乳鉢、乳棒、三脚、ステンレス皿、薬さじ、10mlピペット 実験準備 1. 硝酸カリウム2g、アルミニウム粉末2gを乳鉢を使って混ぜる。 2. この混合物をステンレス皿に移す。(中心に窪みが形成されるようにすると良い) 3. 過マンガン酸カリウム2gを上に乗せる。 実験手順 準備したステンレス皿をドラ
概要 怪しげな錬金術師によって何の変哲もない銅板の色が変化!? 試薬 水酸化ナトリウム(NaOH) 亜鉛粉末(Zn) 銅片(Cu) 使用器具 500mlビーカー×2 薬さじ×2、 三脚、 三角架、 ガスバーナー、 ピンセット、 ガラス棒、 キムタオル 実験手順 Ⅰ. 蒸発皿に蒸留水(H2O)を半分ほど注ぎ、そこに水酸化ナトリウム(NaOH)を薬さじの大匙1杯ほど、亜鉛粉末(Zn)を薬さじの小匙1杯ほどを加えてガラス棒でかき混ぜる。 Ⅱ. 「Ⅰ」の手順で準備さ
概要 我々が普段使っている鏡を作る際に使われている原理と同じ方法で、鏡を作っていく。金属鏡の起源は古代エジプト、紀元前2800年まで遡り、銀鏡班はこれを継承していると言えよう。 実験試薬 硝酸銀 (AgNO3) 0.2mol/L、アンモニア水 (NH3) 適量、グルコース (R-CHO) 0.1mol/L、 水酸化ナトリウム (NaOH) 0.1mol/L 硝酸水溶液(HNO3)適量 使用器具 50mLビーカー×4、300mLビーカー×2 2mLピペット×4、5
概要 化学部らしく “火を使わないで”, とある液体をかけるだけで砂糖を燃やす 薬品 白砂糖(C12H22O11), 塩素酸カリウム(KClO3), 濃硫酸(H2SO4), マグネシウム粉末(Mg) 使用器具 2mLピペット×1 水槽, 三脚, ろ紙, アルミカップ, 薬さじ 実験手順 以下, 全ての手順はドラフトという機械の中で行う。 1. 水槽に水を張り, そこに三脚を立て, その上にろ紙を設置する。 2. アルミカップを2枚重ねた上に, 砂糖と塩素酸
概要 Briggs Rauscher 反応(ブリッグス・ラウシャー反応)は透明⇒黄色⇒ダークブルー⇒透明⇒......という色の変化が繰り返される、視覚的にわかりやすい振動反応の一種である。振動反応とは一定の状態が規則的に起こる周期反応のうち、周期の短い反応を呼ぶ。振動反応はこの反応以外にもいくつか種類がある。 試薬 ヨウ素酸カリウム(KIO3)、硫酸(H2SO4)、マロン酸(CH2 (CO2H)2) 硫酸マンガン(MnSO4)、過酸化水素(H2O2)、デンプン 使
概要 還元剤と酸化剤の電子の交換によって発生する熱がメタノールを引火させて光(雷)を発生させる。 本当の天気で見る雷の原理とは少し異なる。 試薬 実験: 濃硫酸(H2SO4 98%)、メタノール(CH3OH)、過マンガン酸カリウム(KMnO4) 処理: 過酸化水素(H2O2 35%)、水酸化ナトリウム(NaOH) 使用器具 試験管、2mlピペット、5mlピペット、10mlピペット、 薬さじ(×2) スタンド、水槽、試験管立て 実験手順 (実験) 0.ゴー
こんにちは! 海城祭、また、「白クマの化学」へようこそ!! 化学部部長の関敦俊です。 本年度は、例年通り紙での部誌配布を行うほか、 2年ぶりにこの "note" でも記事を掲載することとなりました。 今回の文化祭で展示する実験の紹介のほか、 2年前の文化祭や、オープンキャンパスなどに関する記事もございます。 是非ご覧ください! また、海城祭出口で行われている「海城グランプリ」ですが、 白クマの化学への投票をよろしくお願いします!!
ケミカルガーデンの成長の様子です。 ぜひご覧下さい!
器具 500mlビーカー、薬さじ 薬品 ケイ酸ナトリウム、金属塩(塩化鉄、塩化コバルト、硫酸銅etc…) 実験の手順 500mLビーカーに水を入れケイ酸ナトリウムを(頑張って)溶かす。量は適当だが、多い方がよい。 ビーカーに金属塩を入れる。 原理説明 どの結晶も原理は同じなので、塩化コバルト(Ⅱ)を用いた場合を例にして説明する。塩化コバルト(Ⅱ)の結晶の表面が水に溶けると、水ガラスと反応して薄いケイ酸コバルト(Ⅱ)の膜ができる。この膜は、水は通過できるが塩化コ
器具 ガスバーナ、るつぼ(蓋も)、マッフル、三脚、三角架、電子天秤、薬包紙、るつぼばさみ、薬さじ、ステンデス皿、ホットプレート 薬品 二酸化ケイ素、酸化鉛、四ホウ酸ナトリウム 実験の手順 ①酸化鉛10g、二酸化ケイ素2g、四ホウ酸ナトリウム6を乳鉢に入れて細かくする ②マッフル炉で温める ③溶けたら蒸発皿に移す ④冷やす
器具 500mlビーカー、50mlビーカー、漏斗、漏斗台、ろ紙、湯煎器 薬品 蒸留水325mlほど、溶質(今回は硫酸銅) 実験の手順 1,50mlビーカーに蒸留水25mlを入れ、湯煎しながら溶質を溶かす 2,溶けなくなったらろ過して、溶け残った溶質やゴミを取り除く 3,ろ過した溶液を数日静止させる 4,小さい結晶(種結晶)ができたら、500mlビーカーに蒸留水300mlを入れ、1・2の手順を行なう 5,ろ過した溶液に種結晶を1つ入れて、十数日以上静止させる
(画像は部で制作したナイロンを染料で染めたものです) 器具 100mLビーカー、50mLビーカー、20mLメスシリンダー、100mLメスシリンダー、5mL駒込ピペット、お湯・氷、水槽 薬品 スルファニル酸、炭酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、塩酸、2-ナフトール、水酸化ナトリウム 実験の手順 Ⅰ.スルファニル酸のジアゾ化 スルファニル酸1.0gと2.5%炭酸ナトリウム水溶液15mLを100mLビーカーに混ぜる。そのままだと溶けにくいので水槽にお湯を張り、湯浴して溶
器具 試験管、50mlビーカー、ピンセット、2ml駒込ピペット 薬品 アジピン酸ジクロリド、ヘキサメチレンジアミン、炭酸ナトリウム、ヘキサン 実験の手順 ① 炭酸ナトリウム0.2gをビーカーにとり、水20mlに溶かす。 ② ヘキサメチレンジアミン0.2mlを試験管にとり、①の水溶液を加えて溶かす。この溶液はビーカーにもどす。 ③ アジピン酸ジクロリド0.5mlを試験管にとり、ヘキサン10mlを加えて溶かす。 ④ ③の溶液を②の溶液に注ぐ。このとき、両溶液が混ざらず2
器具 50mLビーカー×4、300mLビーカー×2、2mLピペット×4、5mLピペット×1、薬さじ、三脚、金網、ガスバーナー、時計皿、ピペット立て 薬品 硝酸銀 (AgNO3) 、アンモニア水 (NH3) 、グルコース (R-CHO) 、水酸化ナトリウム (NaOH) 、硝酸水溶液(HNO3) 実験の手順 硝酸銀水溶液5mLを、50mLビーカーにとる。 硝酸銀水溶液にアンモニア水を加えると褐色の沈殿ができる。その後、沈殿がなくなるまで適度にビーカーを振りながら、ア