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『僕の同居人』(ノンフィクション)

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コロナの影響でバングラデシュから日本に一時帰国した友人との同居生活の日常。
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#ゴミ

エントロピー増大と憂鬱の法則〜僕の同居人#3〜

コロナの影響で奴はバングラデシュから帰国した。 それから僕と奴との同居生活が始まったのだ。    同居と言っても、  僕の家は至って普通のマンションの1Kの部屋だ。 決してデブ2人が長時間共にして良い空間ではないことだけは分かって欲しい。 簡単な話、常に密だ。 このご時世あまり大きな声では言えないが。 ただ家で一緒に居る時間は殆どない。 お互い別々の時間に仕事が終わり、 別々に帰宅する。 晩飯も各々済ませて帰る。 それから、 晴れていれば深夜1時くらいまで散歩。 雨な

着るもの、着せられるもの〜僕の同居人#9〜

燃えるゴミの日のことだ。 「しっかり分別して下さい」   その注意書きと、 ご丁寧に缶コーヒーがしっかり透けて見えるゴミ袋の写真付きの紙が家に届いた。 どうやら可燃ゴミの袋に缶コーヒーが紛れ込んでいたようだ。 それを管理人が発見し、 僕らが出したゴミだと特定したようだ。 問題は缶コーヒーのことではない。 その注意書きの宛名だ。 僕と同居人の名前の連名になっているのだ。 まず犯人は奴である。 それは間違いなく。 ただ、 「共犯だ」 そう言われたような気がし