マガジンのカバー画像

回復のレシピ

14
運営しているクリエイター

#休日のすごし方

同じコーヒー豆を奈良川上村と東吉野村の水で淹れ比べると、村の個性が見える。

海なし県・奈良の吉野地方には、たくさんの清流がある。 それらの川は一見どれも同じだけれども、流れる水の色も、育つ川魚の味も、人の営みも、川ごとに異なる。 そんな一本一本の川の個性を、どうやったら人に伝えられるんだろう? そこで今回は、東吉野村と川上村を流れる2つの川を訪ねて川の水を汲み、コーヒーを淹れ、飲み比べて“官能評価”を行うことに。 加えて「pH」、「水の硬度(軟水か硬水か)」、「陰イオン分析(どんな成分が味に影響するか)」といった化学的な分析からも、川の個性を

奈良川上村の柿の葉寿司を「塩分」「重さ」「会話の秒数」で食べ比べてみる

奈良県に来たら、かならず食べたいものがある。 それは、柿の葉寿司。 海なし県の奈良において、三重県熊野市で水揚げされたサバに塩をふり、2日間かけて届けたことからはじまったローカルフードです。 知名度は比べものにならないけれど、「福岡へ行ったら、どの店でもいいから豚骨ラーメンを食べたい」とか「もうおなかいっぱいだけど、名古屋駅のホームできしめんをすすって帰ろ」という感覚に近いかも。 大手の柿の葉寿司は、JR・近鉄奈良駅周辺でも手に入ります。それはそれでおいしいのだけれど