同じコーヒー豆を奈良川上村と東吉野村の水で淹れ比べると、村の個性が見える。
海なし県・奈良の吉野地方には、たくさんの清流がある。
それらの川は一見どれも同じだけれども、流れる水の色も、育つ川魚の味も、人の営みも、川ごとに異なる。
そんな一本一本の川の個性を、どうやったら人に伝えられるんだろう?
そこで今回は、東吉野村と川上村を流れる2つの川を訪ねて川の水を汲み、コーヒーを淹れ、飲み比べて“官能評価”を行うことに。
加えて「pH」、「水の硬度(軟水か硬水か)」、「陰イオン分析(どんな成分が味に影響するか)」といった化学的な分析からも、川の個性を