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ゴシック建築


ゴシック建築というのは

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こんなのとか

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こんなのとか

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こんな建物ね。

なんかさ、尖ってて痛そうだよね。笑
こんな建物のお土産が床に転がってたら危なくてしょうがない!!

絶対ケガする!

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だけどなんでトンがってるの??ってことだけど、
それっていうのは当時の建築技術と関係しているわけ。

ゴシック建築が登場する前には
ロマネスク建築という様式があったんだけど

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こんなのとか

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こんなのとか

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こんな建物!

優しいし痛くなさそう!笑
傾いてるし!!

で、いずれにしても石やレンガを積上げて作られた建物ではあるんだけど
積み方が大きく違うのね。

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ロマネスク建築というのは半円アーチで石を積んでいくのに対して
ゴシック建築というのは先が尖ったように積んでいくわけ。

ざっくりいうと、上からの荷重が、
半円アーチだと横むきの方向へ流れていくんだけど、
尖頭アーチだと下むきの方向へ流れていくんだよね。

横向きの方向へ荷重が流れるということは、
壁の厚さを増やして荷重に対抗してバランスをとるわけ。

下向きの方向だと「壁」というより「柱」で荷重をうけているというイメージかな。

まあここらへんはよくわからなくても全然大丈夫でいいんだけど、
要するに壁が厚いということは窓をつくりにくいということなの。

なのでロマネスク建築というのは中がとても暗い。

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ね。窓が極端に小さいし少ないでしょ。

で、だ。

ここはなんの場所ですか?ということだよね?
薄暗いここは。

・・・・

教会だよね?
つまり祈りの場所だよね?

教会は集まった人をどうしたい?

ここに人を集めてなにしたいわけ??

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教会のねらいはなにかというと

ズバリ、神を信じてほしいってことだよね?

神が尊い存在として、この薄暗い空間を使って厳かな気持ちになってもらい神を信じてもらいたいわけなんだよね。
小さい窓からわずかに入る光を祭壇に集めて、そこが神々しく見えるように工夫したわけ。

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素朴で質素な空間に、十字架だったりはりつけにされたキリスト像を置いて光を集める。
そういう空間体験で布教したんだよねー。

で、いよいよゴシック建築なわけだけど、時代は進み建築技術が進み、さっきの尖頭アーチで石やレンガを積む時代がやってくるわけです。

今度は先がとがる分、高さも高くなり、壁が少なくてよくなったので、大きな窓が作れるようになったのね。

そうなると、教会はなにをねらうか?というわけです。

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それでもやっぱり、神を信じてもらうってことだよね。教会だもの。

今度は窓がたくさんできたので、ステンドグラスで絵を描くわけです。

当時の大衆の多くは文字が読めませんから、聖書であったり聖人の話を絵にして伝えたわけですね。

ゴシック建築のなかでも最高傑作といわれるサントシャペル教会は、なんと1000を超える話が描かれたステンドグラスの窓で空間が作られています

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これは当時の人にとって体験したことのない空間で、神の世界を疑似体験しているかのような体験をえたと思うんですね。

現代でいうとさしずめVR体験なんじゃないかな。

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それが日本の鎌倉時代とかそのあたりの時代にヨーロッパで建てられていた建物だよ、というのがゴシック建築でした。

ちなみに、

ゴシックというのはその後の時代の人たちがつけた名称なんだけど、当時野蛮にみられていたゴート族がつくったという意味でゴート風とつけられたんだよね。
平たくいうと「クソだせー建物!」ってことね。

そういうわけで、まとめ。

ゴシック建築は
・とんがってて痛そう
・光に満ちた空間
・文字が読めなくてもキリスト教を知ることができる建物

おみやげでゴシック建築のミニチュアを買うのは危ないよ!
という話でした。

(諸説あり)

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