【自社通関始めました】~為せば成る、なさねば成らぬ何事も~
当社は役目を終えた自動車を引き取り、解体後にまだ使える部品を国内だけでなく海外にも販売しています。この輸出業務において、7月から新たな取り組みを始めました。それが「自社通関」です。自社通関とは、税関への輸出申告を自社で行うことを指します。
「輸出するなら、自分で申告するのが当然では?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には専門知識だけでなく複雑な手続きが必要です。そのため、多くの企業は専門業者に申告を委任していますし、当社もこれまでは業者に依頼していました。
しかし、当社の取引先国の一つであるロシアへの輸出について、昨今の情勢の影響で、複数の業者が「責任が持てない」として輸出申告を引き受けてくれなくなりました。この事態を受け、当社で自社通関に挑戦することを決めました。
最初は何から始めればよいか全く分からず、上司に相談したところ、石川県内で自社通関を行っている企業に話を聞くことを提案されました。その企業を訪ねてみると、ご担当者が過去に当社の輸出業務に関わっていた方で、私たちの状況をよく理解してくださりました。
また自社通関について親身に説明してくれただけでなく、初めての輸出申告の際には、実際に当社に来て、申告作業を一緒に操作しながら教えてくれました。ご自身の仕事もある中でここまで協力してくださるとは、本当に感動です。この経験を通じて、自社通関だけでなく、仕事に対する姿勢やお客様への向き合い方についても多くを学びました。
現在は、当社のUAEにある子会社向けにコンテナの輸出申告を行い、実務に慣れるために取り組んでいます。ロシア向けの輸出申告はまだ実施できていませんが、今後もお客様のもとに無事にコンテナが届くよう努めていきます。
今回、自社通関という新たな挑戦を通して、改めて「まずはやってみること」の大切さを実感しました。行動することで、今回のような再会や新しい出会い、貴重な機会が生まれるのだと感じています。
「為せば成る、なさねば成らぬ何事も」
何事もまずは挑戦してみるという精神で、これからも新たな取り組みにチャレンジしていきます。
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