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「サービス担当者会議」人手不足の時代に集合会議する意義は・・・

私は日頃、介護保険ビジネスのひとつ「福祉用具」の仕事をしているのですが、福祉用具も含めた介護の業界、改善していく課題がたくさんあると思っています。

その一つが、「サービス担当者会議」です。


サービス担当者会議とは

サービス担当者会議とは、介護が必要になったご利用者に対して、通所サービスや訪問サービス等、どのサービスをご利用いただくか、ご利用者側のニーズ・要望を踏まえて、担当ケアマネジャーを中心に計画を立てて、関わるサービス事業者・ご利用者・家族が一堂に会し、その計画を共有し、サービス内容について検討していく会議です。

👇引用リンク:WAM NETホームページ「サービス担当者会議」


人手不足の中での担当者会議の意義


「サービス担当者会議」の本来の意図は、とても大事だしよく理解しているつもりなのですが、今後考えていかないといけないのは、

「介護業界の人手不足も加味して、今のままの手法でいいのかどうか?」

サービス担当者会議の開催については、サービスの開始時、サービス内容の変更時、介護認定期間の更新時、などなど・・・
会議の時間は、内容にもよるのですが、ざっと30分前後くらいが相場ですが、議論が脱線したりすると1時間くらいかかったりもします。
(私が参加した中では最長2時間弱かかったケースもありました・・・)

介護保険制度のルールの中では「軽微な変更については集合でなくても、文書のやりとり(照会)で問題ない」という見解も明示されているのですが・・・

都度都度集まった割には、これ集まる意味ある?なんて思うこともしばしば。

参加される各サービス事業者の方も、常に人手不足の中で通常業務をやりくりされている方も多く、ただでさえ多忙な上に、この会議に参加されているケースも多いように見受けられます。
介護業界は人の出入りも多く、安定して人材確保できている事業所も限られている状況です。


せめてオンライン会議でやれたらいいのに

担当者会議も、どうしても顔を合わせての開催が必要なケースのみ集合にして、それ以外はZOOMなどのオンライン形式にするなどの効率化が進めばもっといいのですが、コロナをきっかけに少しはITツールの活用はちらほら周りでも進んできているものの、ガラケーを未だに使っている事業所もあったりして、業界全体としても、まだまだITの活用とは程遠い状況です。

高齢なご利用者が活用できないのならまだしも、ケアマネジャーや介護スタッフも「私はスマホの使い方よくわからん・・・」という感じで、サービス供給側も活用できない方も多いです・・・。
サービス変更が発生する毎に、各サービス事業所がご利用者宅に、移動の手間も含めて集まるという形式が続いている状況について、本気で改善について考えていく必要があるように思います。

団塊世代が後期高齢者となり、少ない働き手でなんとかやりくりするしかないことは確定路線なのに、果たして今のままでいいのか?
この「サービス担当者会議」ひとつとっても、生産性を上げていく流れを作っていく必要があるのでは?と強く感じます。

担当者会議も生産性UPを!

以前にも、とあるケアマネジャーに担当者会議の非効率さについて少し問いかけてみたことがあるのですが、「ルールだからねえ・・・」とか、「役所にいろいろ言われると困るから仕方なくやっている」とか、なんか他人事な感じで悲しくなったおぼえもあります。

というか、国や自治体・役所も、現場が手も足らない中で何とかやりくりしているという現状に対して、もっとスピード感を持って何か手を打たないと!真剣に考えていただきたいと思っています。

現状からの応急処置をツギハギするのではなく、もっと根本部分も含めて効率化を図ったり、簡素化したり・・・生産性を上げる改革が必要になってくるはずです。

私の周りでは、
「まだ今は何とかなってるから、そんなに深刻に考えなくても大丈夫」という雰囲気があって、「なんだかなあ」という気分になってしまいます。

ゆでガエルになってしまわないように、私の周りの人だけでもまずはいきいきやりがい持って働けるように、いい影響を与えられるように努めていかねば、と思っている次第です。

ではでは。

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