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かいスぺ体験記~「伝えた想いはどんどん形になっていく」~

こんにちは。SPACE(#かいスペ)は”介護”に関心をもった仲間が集うオンラインコミュニティです。

今回の「かいスペ体験記」を書いてくれるのは、さおりん。
かいスぺメンバーを経て、この秋からKAIGO LEADERSの運営メンバーになった特別養護老人ホームで介護福祉士として働くさおりんは、どのようにKAIGO LEADERSのオンラインコミュニティSPACE(以下、かいスぺ)と出会い、どのような変化があったのでしょうか。さっそく、みてみましょう!

■プロフィール■
さおりん
【仕事】
特別養護老人ホーム 介護福祉士
【趣味】
おいしいぎょうざを食べに行くこと

理想と現実の葛藤

私は”多世代共生”を目指し、介護サービスだけでなく保育園やレストラン、ケーキ屋さんなどを併設する施設に魅力を感じ、今の職場(特別養護老人ホーム)への入職を決めました。そして、入職から2年目の冬。最初の想いに自分が携われているかというとそうではなく、日々の職場と家の往復を繰り返していました。思っていた社会人生活と違う...。このまま淡々と現場の仕事だけを続けていていいのか、ともやもやする日々。

また、私は大学ではまったく違う分野を専攻していたため、介護は働きながら1からの勉強でした。研修や教育制度の整っている施設であったことや職場の先輩方のおかげでなんとか2年間やってくることが出来ました。でも、日々の仕事で疲れてしまうことを言い訳に、しっかり腰を据えて介護の勉強をすることが出来ずにいました。そんな現状を何か変えたいと思っていた時に、twitterのタイムラインに流れてきたのがKAIGO LEADERSが主催する「語らいフクシ」というイベントでした。

KAIGO LRADERSのTwitterはフォローしていて前から気になってはいました。
しかし、介護業界自体に関するイベントは、まだまだ介護勉強中の私にとっては、参加するにはなんとなくハードルが高く感じていましたが、語らいフクシのコンセプトを見てみました。

飲み屋さんにふらっと立ち寄るかのように、
気軽に介護や福祉について語れる場があってもいい。
そんな想いから生まれたのが「語らいフクシ」。
福祉のオモシロさを、ワクワクを、
時にはモヤモヤを…話したっていい。

うん、これなら私でも!と思い切って参加してみました。

一気に世界が広がった!


初めて参加したイベント「語らいフクシ」。

語らいフクシの様子

オンラインのイベントでしたが、こういったイベントで職場外の初対面の方とお話することが初めてだったので、最初は緊張で声も震えていました。それでも、和やかで、それでいて、わいわいと楽しくお話しできる雰囲気があったので、すぐに緊張は解けました。私が参加した時はフリートークだったので、趣味の話、地元広島の話、なぜ今の仕事をしているかなど、いろんなお話をしました。

私の働く特養の現場では特に、入居者とご家族と職員の中で仕事が完結してしまうので、人との新しい交流というのは少なくなってしまいます。それもあって、それまで自分の職場以外で介護や福祉に携わる方と交流をしたことがなかったので、イベントの参加を通して自分の世界が一気に広がったように感じました。そして、KAIGO LEADERSのホームページを見て同世代の方、多職種の方がかいスぺにいるということを知り、今後もつながりを持ちたいと思い、その数か月後にSPACEの入会を決めました。

かいスぺでの日々。

かいスぺに入ってからは、とにかくいろんなイベントに参加しました。同世代とつながれるイベント、介護報酬の勉強会、嚥下やユマニチュードの勉強会、自由研究など。1人では勉強のモチベーションが続かなったけど、SPACEのメンバーに教えてもらえるなら、と楽しく勉強を続けています。

オンラインとオフラインの両方で行われた自由研究発表会の様子

かいスぺに入って驚いたことがあります。それは、年齢や職場での役職に関係なくフラットに話ができる環境があることです。職場だと先輩・後輩であったり役職であったり、どうしても職場での立場を無視して話すのは難しくなります。でも、かいスぺでは「つながりたい」「学びたい」などといった純粋な思いで、メンバーが参加しているため、上下関係なく日々意見が交わされているのだと思います。最初はイベントで顔を合わせるだけだったメンバーも、対話を重ねるうちに本音が話せる心強い仲間になりました。

また、かいスぺメンバーに「一緒に読書会を企画しない?」と誘ってもらい、「ゆっくり、いそげ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~」の読書会を企画しました。これも、よりかいスぺを楽しむうえでの大きなきっかけとなりました。

読書会の打ち合わせの様子

一緒にイベントに参加するだけでももちろん楽しいけど、自らが作った場で「参加してよかった」「今日は楽しかった!」と言ってもらえることは、すごくうれしかったです。

読まなくても参加できる!「ゆっくり、いそげ」オンライン読書会

さらには、ご飯に行く仲になったり興味のあるイベントに一緒に行ったりと「かいスぺのある生活」をエンジョイしています!

関西メンバーでご飯
かいスぺメンバーと一緒にイベントに参加

想いを伝えてみた!

そして、KAIGO MY PROJECT(以下、マイプロ)に参加したことも自分の中での大きなターニングポイントとなりました。

私なりに、施設が目指す”多世代共生”に携わりたい。その想いはあっても自信が無くて周りの人に話せず、そもそも具体的にやりたいことさえもぼんやりとしていました。しかし、実際マイプロに参加してみると、目指す方向が定まらない中でも私の言葉に耳を傾けてもらえる場がありました。

   「なぜそれをやりたいのか?」「どうしたら実現できるか?」

自分事のように真摯に向き合ってもらえたことで、3か月を終える頃には「やりたいこと」を口にすることができるようになりました。そして、マイプロを終え、実際に職場でアクションを起こしてみました。まずは仲のいい同僚に「地域に開いたイベントをしてみたい!」という想いを打ち明けてみました。そうすると、「いいじゃん!」と肯定してもらえた上に、なんとその人は以前”かいごする人を癒す”イベントを地域で開催していたことがわかったのです。

「今年復活させたいんだよね!」という一言を聞いて、私も一緒にイベントを運営することになりました。場所を決めて、出店者さんを集めて、予約ホームページを作って、、、と1から作り上げ、11月に無事開催することが出来ました。

イベントのチラシ
イベント当日の様子
イベント当日の様子

同僚、その次はリーダー、施設長と「地域に開いたイベントをしたい」という想いを伝えることができると、タイミングもよかったのか、地域活性委員会というものができて、メンバーに誘ってもらいました。実際の活動は来年からなので、楽しみにしています!

介護の現場では引き出しが増えて、より広い視点から利用者さんをみれるようになったように思います。勉強のモチベーションが保てたこともあって、無事、介護福祉士試験にも合格することが出来ました!

これからやりたいこと。

現場の介護福祉士としては、専門的知識はこれからも勉強を続けていきたいです。例えば、今現在は排せつが課題です。自分が働く職場(特別養護老人ホーム)では、介護度が上がるに連れて排せつ介助に時間が多くさかれる現状があります。排せつのことを勉強していくことで、入居者さんの排せつの自立度を上げたいです。そして、一緒に座ってゆっくり話したり、散歩や買い物に行ったりと、生活を豊かにする時間を増やしていけたらと考えています。多世代共生にもっと携われるよう、地域にもはみ出していけたらと思います。

■編集後記■
自分の想いを仲間に伝えてみることで、それが形になっていくことに感動しました!語らいフクシから始まり、かいスぺのいろんなイベントに参加したり、読書会を企画したり。そんな1歩を積み重ねを経たからこそ、マイプロへの挑戦につながったのかなと思います。耳を傾けてくれて、受け止めてくれる仲間がいるマイプロを経て、職場でのアクションにつながったことは、本当に素敵だなと思いました。同じ関西つながりで、一緒にイベントを企画したり、今ではご飯に行ったり、遊びに行く仲になったさおりん。いつもありがとう!そして、これからも一緒に応援しあえたり、楽しめる仲間でありたいです^^(わっきー)

オンラインコミュニティ「SPACE」について

「SPACE」は、“介護”に関心を持った仲間が集うオンラインコミュニティです。組織や地域を越え、前を向く活力が得られる仲間とのつながりや、 自分の視点をアップデートできる新たな情報や学びの機会を通じて、 一人ひとりの一歩を応援できるコミュニティを目指しています。入会できるタイミングは、毎月1日と15日の2回です。詳しくは以下をご覧ください。



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