かいスペ体験記〜「かいスペに入ったら、自信を持って夢を語れるようになった」
こんにちは。SPACE(#かいスペ)は”介護”に関心をもった仲間が集うオンラインコミュニティです。
今回の「かいスペ体験記」を書いてくれるのは、まおさん。医療ソーシャルワーカーとしての仕事やまおさん自身が親族を看取る経験をされ、介護や看取りに強く関心を抱くようになり、KAIGO LEADERSのオンラインコミュニティSPACE(以下、かいスぺ)に入会されました。入会後は、どのように活動されているのでしょうか。さっそく、みてみましょう!
こんにちは。まおと申します。かいスペには2022年12月に入会し、現在約4ヶ月が経ちました。元々医療ソーシャルワーカーという病院の相談員に3年ほど従事しました。母の介護が必要だったこともあり退職し、在宅介護で看取りを経験しました。その後かいスペへ入会、ここ数ヶ月で生じた私の変化をお伝えします。
繋がりたい!成長したい!で決めた入会
前職の医療ソーシャルワーカー時代に、癌と診断された方の人生が病気に支配されてしまうように感じ、残された時間に限りがあるのに自分らしく過ごせない姿に勿体無さを感じていました。
また、母が癌発覚後に習い事を始め、病気になったからこそ自分の好きな事を始めた姿が生き生きしていてカッコよかった事や、他界後も「母に好きなことをさせてあげれた」という事実が残されたことが私たち家族の救いでした。そんな自分の経験や想いから、癌と診断された方が自分らしく居られるような習い事コミュニティを作りたいと思うようになりました。
そんな中、元々親会社のBlanketを知っていたことや、SNSでKAIGO LEADERSを知り、自分と同じような福祉に対して想いのある人と繋がりたいと思うようになりました。そこでKAIGO LEADERSの活動説明会に参加!参加した時に、自分の夢を緊張しながら話をしたのを今でもとても覚えています。当時参加されていた運営メンバーの方から、癌をキーワードに多くの情報提供をしていただきました。そのスピード感や知識・つながりの多さに圧倒され、ここに入れば自分の視野が広がり、夢に近づける!と入会を決めました。
かいスペ内の座談会へ参加
入会後、たまたま声をかけていただいた企画「こじまのおとぎ話」という一対一でアウトプットを行う企画のゲストに呼んでいただき、自分自身の思いを引き出していただきました。その中で、かいスペ内にも癌やターミナル支援に対して興味がある人はいるのではないか、様々な視点から意見をもらうことで私自身の視野もひろがるのではないか、とご提案をいただき、座談会を実施することをきめました!
自主企画「まおのゆるっと井戸端会議」を開催。
まずは入会して数ヶ月の私でも、企画を立てられる環境があることに感謝です。普段slackというアプリをコミュニケーションツールとして使用しているのですが、”ハドルミーティング”を利用できることを知ったことから、企画をするハードルが下がりました。
企画の当日はざっくばらんに癌の方の支援、ターミナルの支援について話しました。特に現役で福祉関係の職種で支援されている方がほとんどであったため、終末期の実際に携わったケースの話を支援者目線で伺うことができました。入会したばかり、かつ何者でもない私の企画に10名の方が参加してくださいました。
企画を実施して感じたことは、支援者の方々も別れを悲しんでいるのにその想いは家族に伝わっているのだろうか、という点でした。それぞれみなさん思いがあって熱い支援をしていると感じ、介護者やその家族と信頼関係があってこその話が多かったので、その思いが介護者だけではなく、家族や周りの方に伝わればもっといいのではないかと思いました。また、私は自分らしさを引き出すために「習い事のコミュニティ」を作りたいと思っているため、そのコミュニティに参加している時の本人の様子や人柄を家族だけでなく、支援者にも共有できるような仕組みがあると、もっとその人らしさを大事にできると感じました。
また、支援者の立場であれば、1人の終末期の支援は終わっても、その後も他の方の支援は続いていきます。そんな時に、職場の同僚や、一緒に関わった他事業者のスタッフと故人のことを共有して消化するという方が多かったのですが、その役割をSPACEの中で、私が担えたら良いかなと思いました。
かいスペに入会して変わったこと
「ガンと診断された人の習い事のコミュニティを作りたい」という思いがあるのは変わりません。でもKAIGO LEADERSに入会して「もし自分が余命宣告されたら、新たに習い事を始めるのではなくて、家族との時間を大事にするかも」といった意見をもらったり、企画中に私の話を聞いてくださった方がコミュニティの運営サポート会社を紹介していただき、何者でもない私が集客する難しさ、費用面、ビジネスとして実施するにはどうしたらいいのか、など課題は盛りだくさんです。
今まで自分だけでは繋がれない人とつながることができたり、きっかけを作ってもらうことで、自分の視野が広がり、行動に移せるようになりました。
何より、自分が思ったことを声に出して、聞いてくれる人がいて、意見を出してくれる人がいる、そのことで自分の夢を自信をもって言えるようになりました。4月には、さらに多くの人の声を聴く機会を作れたら、と思いかいスペメンバー内で「もしバナゲーム」をやってみる企画を立てました。
癌や死をどう考えるか、どうグリーフケアしていくか、かいスペの仲間と考えていきたいと思っています。これからもかいスペをフル活用して、自分の夢の実現に向けて前進し続けたいと思います。
オンラインコミュニティ「SPACE」について
「SPACE」は、“介護”に関心を持った仲間が集うオンラインコミュニティです。組織や地域を越え、前を向く活力が得られる仲間とのつながりや、 自分の視点をアップデートできる新たな情報や学びの機会を通じて、 一人ひとりの一歩を応援できるコミュニティを目指しています。入会できるタイミングは、毎月1日と15日の2回です。詳しくは以下をご覧ください。