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節約と収入アップ、どちらを優先するべきか

節約と収入アップ、どちらを優先させるべきか。

この問題は、たびたび話題に上がります。
この問いに関する私の答えは、収入アップに全力を尽くすべき、となります。

節約というのは、支出を抑えることで現状の生活水準を維持するための対症療法でしかありません。
それは、貧困から抜け出すどころか、むしろそこに甘んじることを正当化するための言い訳になりかねません。

「節約をして捻出した数万円で投資をして…」なんていう話を聞くことがありますが、資金が少なすぎて、まともなリターンは望めません。
むしろ、節約して得た僅かな原資を失うことで、さらなる貧困のスパイラルに陥る可能性すらあります。

世の中には「節約アドバイザー」なる人たちが存在し、そのような人たちの本が書店に並び、SNSでも情報発信をしています。
しかし考えてみてください。本当に節約だけで人生が好転するなら、そのような人たちは節約の知恵を売って生計を立てる必要があるでしょうか?
節約という情報を販売している時点で矛盾していることに気づきましょう。

まずは本業で稼ぐ力をつけることこそが、あなたの人生における最優先事項なのです。

もちろん、節約を否定しているわけではありません。確かに、無駄遣いをなくすことは大切です。
ですが、それは経済観念の話であって、節約という行為そのものを目的化してはいけないのです。

たとえば、1日500円のランチ代を200円に抑えることで、月に6000円を捻出できるでしょう。
しかし、それによってあなたの体調が悪化したり、仕事のパフォーマンスが落ちたりしたら、本末転倒です。300円を節約するために、数万円、数十万円の機会損失を生むことになりかねません。

収入アップを目指すならば、むしろ積極的に自己投資をするべきです。
ここで言う自己投資とは、安易な資格取得や、スキルアップのための勉強会参加を意味するものではありません。

本当の自己投資とは、あなたの市場価値を高めることです。
たとえば、仕事でより大きな成果を出すために必要な知識を得ること。新しい取引先を開拓するために、見た目を整えること。
そういった、具体的なリターンを見据えた投資こそが重要なのです。

節約志向が強すぎると、このような自己投資の機会を逃してしまいます。
「今は我慢の時期」という言い訳を作って、チャンスから逃げ出してしまうのです。

そもそも、一般的な会社員の給与は、毎年数%程度しか上がりません。
中には、何年経っても昇給のない会社もあります。そのような環境で、いくら節約に励んでも、インフレのスピードには勝てません。

ゆえに収入アップこそが、あなたの人生における最優先事項となるべきなのです。節約は、単なる一時的な対処療法でしかありません。

たとえば、今の給与が手取り20万円だとして、それを25万円に増やすためにはどうすればよいでしょうか。

転職という選択肢もありますが、それ以外にも副業という選択肢があります。在宅でできるものなら、通勤時間もかからず、効率的に収入を得ることができます。
特に現在はAIという優れた時短ツールがあるため、短時間の作業でも収入を得ることが可能です。

むしろ、節約に時間を使うくらいなら、その時間で副業の準備をした方が賢明です。なぜなら、節約には限界がありますが、収入アップには限界がないからです。

私は、月に10万円どころか、100万円の収入アップも可能だと考えています。
これは、節約では絶対に実現できません。収入アップにフォーカスし、全力を尽くすことでしか、理想の収入は得られないのです。

とはいえ、ここで「そんな簡単に収入は増やせない」と諦めてしまう人も多いでしょう。
しかし、それは単なる言い訳です。誰もが最初から大きな収入を得るわけではありません。まずは小さな一歩から始めるのです。

たとえば、月5万円の副収入を得ることからスタートする。それを半年かけて10万円に増やす。
そうやって着実にステップアップしていけばいいのです。

節約志向の人は、「贅沢は敵だ」と考えがちです。
しかし本当の敵は、自分の可能性を信じられない気持ちであり、現状に甘んじようとする怠惰な心なのです。

もちろん、収入アップを目指す過程で、様々な困難に直面することでしょう。
しかし、それを乗り越えることで、あなたはより強くなれます。節約という言い訳に逃げ込まずに、真正面から困難に立ち向かう勇気を持ってください。

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