![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142541166/rectangle_large_type_2_c41309a61bd11bb61d60e294926479f0.png?width=1200)
常識という餌をバラ撒けば、大衆はワンサカ食いついてくる。食いついた魚は、片っ端から釣りあげられ、商売の材料にされるのさ。もっと先を読めば、その常識をバラ撒いたヤツがいる。その常識で一儲けを企む国や企業だ5
「金を掘ったヤツに、金持ちはいない。」
「つまり‥良い株を探すことは、金を掘ることと同じ‥。」
「そうだ。円安で輸出関連が上昇する。値上がりをもっと見込んで買いに走る。しかし、スコップを担いで山に登ったのでは、もう遅い。良質な鉱脈は、すでに掘り尽くされているのだ。円安による輸出好調で、一番儲けたヤツは誰か?」
「それは、円高の時に輸出関連を買ってたヤツ。つまり、円高で不振の輸出株がボロ株と言われ、誰も見向きもしない時、そのボロ株を買い込んでせっせと仕込んでたヤツ。西海岸は近い将来、飛躍的に発達すると確信を持って、鉄道を敷いた人が莫大な利益を手にできたのと同じだ。」
『インベスターZ』神代と財前の会話、そして、神代の言葉です。
![](https://assets.st-note.com/img/1717196202955-kqGS831Hjl.png)
預金や投資信託等の資産運用、住宅ローンの返済等をする場合「金利(利率)」を使った計算を行う必要があります。
先日、会社の口座を作っている銀行の方と話をする機会があった為「金利」に関して、質問をしてみました。
しかし、誰もが知っている事以上の知識はない上に、10,000,000円を預けても「金利」が50円しかつかない状況を改善しようという意識すらない様子に、ガッカリしてしまいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717196166051-EkEQ3HtRBM.png?width=1200)
「金利」を計算するのに必須となるのが「数列」の知識です。
「数列」とは、読んで字の如く、数を並べた列の事を言います。
たとえば、1・2・4・8・16・32という「数列」があります。
「数列」の最初の数を「初項」と呼び、上記の「数列」は次の数になる度に、その値が2倍になっていきます。
このように一定の数を掛けていく事で出来る「数列」を「等比数列」と呼びます。
上記のグラフのように、元金100万円を「年利」10%の「複利」で運用した場合を考えてみましょう。
「年利」10%とは、1年後に元金の10%が「利息」として付く事を意味します。
「複利」とは「利息」が元金に組み入れられ、それに基づいて、次の年の「利息」が決まる方程式の事です。
1年ごとの資産額を「数列」にすると「初項」100万円「公比」1,1の「等比数列」となります。
初年度:100万円
1年後:110万円
5年後:160万円
10年後 :260万円
30年後:1,750万円
前の年までの「利息」にも、次の年の「利息」が付く為、年を重ねる度に「利息」が膨れ上がっていくのです。
これに対し、上記のグラフの青い部分である「単利」の場合には、同じ元本100万円でスタートをしても、30年後には400万円にしかなっていません。
「複利」で運用した場合は1,750万円である為、その差は、1,350万円にもなります。
この「複利」の魔法の攻撃を逆に食らってしまうのが「ローン」です。
特に「住宅ローン」が、その典型でしょう。
ここから先は
¥ 199
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?