介護おしゃべり交流会 〜日々の想いを共有しよう〜
先日は介護おしゃべり交流会(zoom)でした。
介護に関する採用のお仕事をされている方、介護職の方が集まりました。
テーマ型の交流会を何回か開催しましたが、フリートーク型は初めて。どんな感じになるのだろうか?と少し不安もありましたが、参加者の皆様のあかる〜く、ゆる〜い感じに終始助けられました。
介護の担い手が少なくなり、介護職の入り口はますます広くなっていますが、実際に未経験の方が介護現場に飛び込むには大きな壁があるようです。
求人側が介護業界の敷居を低くために様々な取り組みをされていることを知りましたが、実際に現場に入ってから感じるギャップに戸惑う人は多いという話が出ました。
そのギャップとはなんだろうか・・?
日々のやりがいってなんだろうか・・?
参加者の日々の想いを共有しながら考えていきました。
意見交換をしていくうちに、"介護"や"ケア"が、介護業界の外にいる人達から見ると、とても特別なものに捉えられてるのかな?という印象を持ちました。
薬や病気のことなど、専門の知識がなければ対応できないこともあると思います。しかし、歳を重ねていく過程で伴う様々な変化のなかでは、専門知識を駆使するよりも、ご本人が受容していけるような関わり方を考える事が多いと感じます。
また、その関わり方は特別な技法よりも、ちょっとした心遣いやお声がけが大切だったりします。
支援、ケア、介護も紐解いていくと皆んなが関わりうるテーマであり、入り口はとても自然な関わりの中にあります。
それは介護に10年携わってやっとわかった事でもあります。複雑に感じる認知症の特有な言動も、紐解いていくとその人らしさ、想いの訴えなのだと。
シンプルなことこそ大事であり、介護職だからこうだ!という概念はないのだと感じます。大切なことは、人と人の関わり合いの中にあるのかな、と。
現場にいる介護職の想いが繋がっていくことが、その先の介護の担い手を生むことや、現職員たちの継続的な就労に繋がると改めて感じました。
様々な価値観、多様な介護観の中でも、何を自分は目的とするのか、自分の中で軸を作ることにより、現場でのモチベーション、自身の在り方が変わってくるのだなと思います。
また、「福祉に関わる者として自分には何が出来るんだろう」と考え始めるきっかけにもなりました。
日々の想いを交わし合えるってとても素敵だなと感じます。新たな発見もあり学び多い時間になりました。
(通信状況が悪く途中断念の参加者もいました。またご参加くださいませ)