あんなに可愛い猫ですら嫌う人が…ってタイトル長っ!!
Kです。
今回は「読書感想文」です。
友達のしろねこさんが、記念すべき処女作を出版されました。
しろねこさんとはX(旧Twitter)で知り合い、リアルでお会いした事は無いですが、付き合いはそこそこ長く、メッセンジャー、クローズドなコミュニティで度々お話をさせて頂いており、仲良くさせてもらっています(一方的な愛の可能性大)
しろねこさんは以前から「書籍を出版するのが夢」と仰っており、しろねこさんの探究心、忍耐力、研究熱心さ…
そう遠くはない未来に本を出すんだろうなとは思っていましたが、予想より3年くらい早く出版の連絡をいただき、呆気にとられているというのが率直な気持ちです。
書評・レビューは専門外なので
私なりの「読書感想文」を書きます。
(※バナー画像、記事内で使用している画像は、しろねこさんの許可を頂いて掲載しています)
「しろねこさん」と私
リアルでお会いした事がないので飽くまで私の想像ですが、しろねこさんと私は…
【同種】です。
動物で例えるなら
同じ猫科の「白猫」です。
生い立ち、性格、考え方、価値観、人生観…
繊細さ、不器用さ、一人好き具合…
すべてが似ていて「あれ、中身俺か?」と思ったことが2万回くらいあります。
昔、何度かX(旧Twitter)でアンチに「同一人物」と言われた事があります。
しろねこさんも同じことを思っているらしく「すべて同じではないけど、似たような奴」という認識だそうです。
そんなわけで、読んだ率直な感想は…
『参考にならん』
以上です。
基本的に参考になりませんでした。
だって【同種】だもの。
似たような人生を歩んできたから
ぶっちゃけ「既視感」しかありません。
面白いことに「読書歴」もかなり似ていて、影響を受けた著書、フレーズ、読んだタイミング、読んだ時の精神状態…
「やっぱ、中身俺じゃね?」
と思いました。
(読書量はしろねこさんのほうが100倍くらい多いです)
「しろねこさん」の中の人
各項目ごとにしろねこさんの「経験談」が載っていて、これが「マジで、中身俺か?」ってくらい、面白いくらい似てました。
思春期に背伸びしてヤンチャしていたり、ブラック企業で働いた経験があったり…
違うと感じたのは、私よりしろねこさんの方が「繊細」なところ。
私は典型的なB型人間なので、適当なところは超テキトーですが
しろねこさんは私より「繊細」「不器用」「研究熱心」「我慢強い」「思慮深い」
スマホで例えるなら【上位機種】といった感じ。
ハイスペックだけど複雑で、使いこなすのは難しいけど、使いこなせたら凄いパフォーマンスを発揮するみたいな…
もし、私にしろねこスペックがインストールされていたら、書籍を出版していたのは私かも知れません。
(嘘です)
年代ごとの悩み、悩みを解決したくて読んだ本、影響を受けたフレーズ、実践した内容…
「私が経験して、ショックを受けて、凹んで、立ち直りたくてもがいて、色々試して失敗して、また凹んで、もがいて、傷だらけになって解決策にたどり付いた結論」
似たような経験をして、乗り越えてきた【同種】なので、参考にならないのは当然です。
刺さった「フレーズ」3選
個人的に刺さった「フレーズ」を3つ紹介します。
人生は暇つぶし、仕事も暇つぶし、暇つぶしに命かけるのはやめよう。
(引用∶あんなに可愛い猫ですら嫌う人がいるのにみんなから好かれるなんて不可能です。| しろねこ)
成功者、著名人、憧れの人…
一昔前まで雲の上の存在だった人たちの言葉が、SNSなどを通じて簡単に触れられる時代になりました。
自由にコメントできたり、時には返事がきたり、距離感を勘違いしそうなくらい、身近なものになりました。
成功者たちは自身の体験を「わかりやすい短文」にして投げてきます。
「群れるな」
「愚痴を言うな」
「生産性を上げろ」
「仕事こそが人生だ」
「稼げない奴は無価値」
インパクトのある「煽り」を込めた言葉を投げてきます。
このような言葉が「糧」「励み」になる人は、思う存分浴びれば良いのですが
繊細、自己肯定感の低い人にとっては『毒』です。
また「やってやる!!」と意気込んで頑張ったものの、玉砕して自己肯定感が地に堕ちている人にとっても『毒』です。
(稼げない自分は幸せになれないのか…)
(仕事が出来ない自分は無価値なのか…)
よりドン底に叩き落とされます。
私も中間管理職で結果を残せず、アルコールに依存し、自暴自棄になり、メンタルが地獄に堕ちた経験があります。
今は役職から下ろしてもらい、ストレスフリーで楽しく仕事をしています。
捉え方によっては私は
「無能」「負け組」「脱落者」です。
実際、そう感じてショックを受け、自己嫌悪をくり返す地獄ルーティンに半年くらい陥りました。
今になって思えば、愚かだったというより
「冷静さ」を欠いていました。
物事を冷静に考えるのって、心身ともに健康じゃないと無理なんですよね。
人生は暇つぶし
仕事も暇つぶし
すべて暇つぶし
所詮、死ぬまでの暇つぶしなんだから、思い詰めたり、無理をして身体を壊しては本末転倒。
誰に何と言われようが、気にしないで、自分が良ければOK。
『放っとけ、俺の人生だ』
人間の致死率は100%
誰だって何時かは召されるんだから、その前に命を危険にさらすような真似はやめましょう。
「察してほしい」は、こちら側が気持ちを伝える努力を怠っているだけ、言葉にするのを面倒くさがっているだけ。
(引用∶あんなに可愛い猫ですら嫌う人がいるのにみんなから好かれるなんて不可能です。| しろねこ)
繊細で自己肯定感の低い人たちの多くは
「承認欲求」が強く…
(私の事をもっと見て!!)
(ありのまのま私を受け止めて!!)
…と、いつも心の中で叫んでいます。
ハッキリ言って、こんなのは『甘え』です。
『努力不足』です。
他人なんて理解出来るわけ無いじゃないですか?
家族、恋人…どんなに親しい間柄でも、理解出来てせいぜい「10%」くらいなモンです。
親しい人でこのレベルなんだから、殆どの人類は「未知の生物」です。
私たちは毎日「未知との遭遇」を続けているのです。
社会生活において「人間関係」で悩んでる人が大勢いますが、当然っちゃ当然です。
だって毎日「未知との遭遇」してますから。
目の前に「エイリアン」がいます。
(察して!!)
って心の中で叫んで、何になります?
たぶん食べられて終了です。
エイリアンの生態を調べて…
エイリアン語を勉強して…
片言のエイリアン語で話しかけて…
「私は人間という生き物で、人間というのは…」って自己紹介して…
ここまでやってはじめて「10%」に近付くわけです。
先ずは自分が歩み寄る。
理解しようと努力する。
その上で自分を伝える。
この努力を怠って「察して!!」なんてのは
『甘え』です。
マックスコーヒーくらい甘い。
徒労に終わることも多々あるでしょう。
ただ、それでもめげずに泥臭く続けた人だけが
「察して」貰えるのです。
心の底から助けを求めている人は「最初から手を差し伸べてくれない人」より「中途半端に伸ばした手を引っ込めた人」に強い怒りを覚えるものだと思っています。
「覚悟のない優しさ」というのはときに大きなトラブルを招くものです。
(引用∶あんなに可愛い猫ですら嫌う人がいるのにみんなから好かれるなんて不可能です。| しろねこ)
このエピソードが一番印象に残りました。
後頭部をでっかい金槌でバコーンってされた感じで、超納得です。
ぜひ読んで貰いたいエピソードなので、敢えて解説はしません。
ぜひ、ぜひ読んで下さい。
「しろねこさん」が伝えたい事
本書を通じてしろねこさんが伝えたい事は…
ナンバーワンにならなくていいから
素敵なオンリーワンになりましょう。
じゃないかな?
他人軸ではなく『自分軸』
正論ではなく『本心』
理解できない物事、他人は放っておいて
自分が心地よい世界で生きていこう。
不器用だって…
陰キャだって…
コミュ障だって…
ストレスフリーで快適な人生が送れるよ。
そう言っているように感じました。
そんなヒントが、本書には散りばめられています。
不器用だから…
陰キャだから…
コミュ障だから…
しろねこさんも、私も、ネガティブな感情に苦しめられた長く苦い経験があります。
そんな陰キャ2匹が、今では楽しくリア充やってます。
その秘訣は…
(※効果には個人差があります)
追伸、しろねこさんへ
お互い素顔、本名等のプライバシーを晒さないスタンスなので、リアルでお会いする機会は無いかも知れませんが、それはそれで良いと思っています。
もし、お互いが望んだタイミングで、リアルでお会いする機会があったら、その時はサウナでととのった後、すき家のキムチ牛丼を食べて解散しましょう。
この度はステキな経験をありがとうございました。