映画館の思い出とか
日本語教師で介護福祉士の内藤です。
私は全盛期、年間100本以上映画館で映画を見ていたものです。
昨年は映画好きにとって心に穴が開くような出来事がありました。
岩波ホールの閉館です。
ミニシアター系の映画が好きな人にとっては岩波ホールの存在は神様です。
私は大学が近かったこともあり、学生の頃はエキプドシネマの会に入り通っていました。
岩波ホールで上映される作品は、学生だった私にとって背伸びをしたい心をくすぐる作品ばかりで、いろいろな作品に触れ、感性を高めさせてもらいました。
映画の深さを教えてもらった映画館です。
岩波ホールのように思い出のある映画館が閉館することは映画好きにとって本当に悲しいです。
映画館の思い出ということで、いままでお世話になった閉館した映画館を列挙します。
テアトル銀座
この映画館が私にとって初めての閉館でした。
よく大学帰りに通っていた映画館で、映画の質も高く、大好きな映画館でした。思い入れのある映画館だったので、最後の上映作品の『天使の分け前』のポスターを買い、映画館を忘れないために今でも部屋に貼っています。
10年以上貼っているのでポスターが色あせてますね。
シネマックス
千葉駅周辺の映画館といえば、京成ローザとシネマックスの2本柱でした。シネマックスの方がわりとマイナーな映画を上映してくれていたので贔屓にしていましたが閉館してしまい残念です。
閉館に関しては、おそらく接客に問題があったように感じています。
従業員の接遇をしっかりすれば、つぶれることはなかったと思います。
話はそれますが、映画館の接遇についてどう感じていますか。
私は最低だと思っています。
どの映画館もサービス業としてはあり得ないレベルです。
映画館に行って、接遇に関して気持ちよく思ったことはほとんどありません。
恐らく、映画がタダで見れて仕事も忙しくないとか、そんな理由で志望してきている意識の低いアルバイトが大多数だからではないかと思います。
そして、そのような意識の低いアルバイトを教育していないのが現状でしょう。
映画はどんなに接遇がクソでもいい映画を上映しさえすれば勝手にお客が来てくれます。
それに胡坐をかいて、接遇に力を入れていません。
完全に客をなめているのが映画館です。
接遇をしっかりすればお客さんはもっとリピートすると思います。
接遇について、サービス業として当たり前のことをするだけで、映画業界の中で一歩抜きんでるチャンスがあると、半分馬鹿にしながら思ってます。
それぐらい映画館の接客態度はありえないと感じていますし、見放しています。
これに関してはモノ申したいことがたくさんあるので、また別に書こうと思います。
銀座シネパトス
有楽町にありながら、かなりのB級映画を上映してくれる映画館で定期的に通っていました。私は基本的にはミニシアター系の映画が好きなのですが、スティーブン・セガール主演のような超B級映画も好きなので、B級映画が見れる場所がなくなり悲しいです。
飯田橋ギンレイホール
施設の老朽化による移転とのことですが、閉館してしまい悲しいです。
この映画館も大学帰りや仕事終わりによく利用していました。
見逃してしまったいい映画を上映するんですよね。
ここで見た『麦の穂を揺らす風』は初めて立ち見で見た映画なので忘れられません。
いままで思い入れのある映画館が閉館してきました。
特にコロナ禍になってから閉館する映画館が増えています。
映画好きにとって、なじみの映画館が閉館することほど悲しいことはありません。
私としても映画館に行く以外に何か映画業界に貢献できないかと思い、
最近、映画関係の株を買うことにしました。
映画館に行くのはもちろんのこと、これからは株主としても映画業界を支えていきます。
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