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毎週30人が自宅にやってくる生活とは

アリス学園 研修センターの寺西由美子です。

この1週間、家族以外であなたの自宅に入った人は何人?
私の友人Aさんの家には、毎週30人の「他人」がやってきます。

さて、その生活とは?

Aさんは、2014年秋に第三頸椎と第四頸椎に非骨傷性頸椎損傷を負いました。
非骨傷性頸椎損傷とは、頚椎は骨折していないものの
内部の神経(頚髄)にダメージが加わった状態のこと。

その後、8年たった今も四肢不全麻痺の状態が続いています。

手も足も自由に動かせないため、
生活のすべてが、誰かの助けなしにはままなりません。
そこで、1週間で30人の「他人」がやってくるというわけです。

食事も排泄も起き上がるのも横になるのも、
人の手を借りなければならず
ホームヘルパーさんの来訪は、最低でも1日3回。
他にも、ケアマネージャー、医師、看護師、薬剤師、理学療法士等々
入れかわり立ちかわり。
さまざまな分野の専門家が彼の健康生活を支えています。

そんな専門家たちへの深い深い感謝の気持ちの一方で
生活のすべてをきっちり時間管理された日々は
心身ともにとても窮屈でストレスフルだろうと思えてなりません。

「人の手を借りる」ということは、
「計画されている」ということで、

それはすなわち
「その日の気分で好きなように変更することはできない」
ということでもあるからです。

それでも、
当時、首から下を1ミリも動かすことのできなかったAさんが、
この8年間の努力工夫と、多くの人の支援
「できること」が日々増え続けているからすごい!
会うたびにいつも感動します。

サムネイルの写真は、Aさん撮影のもの。

外出・外食も、楽しみのひとつです。
Aさんとの外出のエピソードはこちらで紹介しています。
https://note.com/kaigo_challenge/n/n516fec3c64fb

「自分の経験が、介護福祉士を目指す学生たちの学びにつながれば」との思いから
アリス学園に特別講義に来てくれたこともあります。


特別講義の様子

介護の仕事ときくと
どうしても高齢者の介護をイメージしがち。

しかも、施設と違ってAさんのような在宅生活の支援
見学の機会もなく、
介護について学ぶひとたちの
仕事としての選択肢にあげられにくい
という一面があります。

今後、この場で少しずつ
Aさんのことも書いてみたい
Aさんの日々の様子を紹介していきたい
協力してほしいと話をしたら、
快く引き受けてくれました。

Aさんが「できること」「できないこと」
「困っていること」「期待していること」
等々
Aさんの生活の様子をお伝えすることで、
目からウロコの気づきがあったり、
新しいチャレンジへのきっかけになったらうれしいです。

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