坐骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニアの鑑別に!覚えやすい下肢テストの紹介
今回は下肢のテストの方法と覚え方を紹介します。
これらのテストは坐骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニアなどの腰背部、下肢の痛みやしびれの原因を鑑別するために重要です。
ではいくぞ!
1. 下肢伸展挙上(SLR)テスト
目的: 坐骨神経伸展増強テスト
方法: 仰臥位で下肢を伸展させ、股関節を屈曲して挙上
陽性所見: 大腿後面に放散痛が誘発された場合
関連疾患: 腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、ハムストリングス短縮
注意点: ハムストリングスの緊張や偽陽性に注意し、疼痛の角度で障害部位を判断
🔵このテストは覚えられると思います。略の意味も言えればバッチリですね。
ストレート、レッグ、ライジング テスト
伸ばした足を上げるテストだよ👍
2. ブラガードテスト
目的: 坐骨神経伸展増強テストの補助
方法: SLR陽性角度で足関節を背屈
陽性所見: 大腿後面の痛み再現や増強
関連疾患: 腰椎椎間板ヘルニア
注意点: アキレス腱の緊張との鑑別が必要
🔵意外と忘れるテストブラガードのブラを取って足首ブラブラ、ブラカードと覚えました☺️
3. ラセーグテスト
目的: 坐骨神経伸展増強テスト
方法: 仰臥位で膝と股関節を90°屈曲し、膝を伸展しながら挙上
陽性所見: 下肢後面に放散痛があれば陽性
関連疾患: 腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛
🔵ラセーグも忘れやすいけど、膝を伸ばす時に「ラ・セーグ!」みたいな掛け声で覚えました!
4. ボンネットテスト
目的: 坐骨神経伸展増強テスト
方法: SLR陽性角度で股関節を内転内旋
陽性所見: 下肢後面に放散痛が誘発・増強
関連疾患: 腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛
注意点: 偽陽性の除外に有用
🔵ボンネットとと言えば車のボンネット、ボンネットの上で片足を内転内旋させるイメージで覚えた(ちと強引)
5. 上殿神経域圧迫テスト
目的: 上殿神経圧迫の確認
方法: 殿部外上方1/4領域で圧痛確認
陽性所見: 上殿神経領域に圧痛
関連疾患: 腰椎椎間板ヘルニア、梨状筋症候群
症状: 殿部痛、坐骨神経痛、間欠跛行など
🔵これはそのまま
6. Kボンネットテスト
目的: 梨状筋伸展テスト
方法: 仰臥位で股関節と膝関節を直角に曲げ、内旋・内転を強制
陽性所見: 殿部痛、坐骨神経領域の放散痛
関連疾患: 梨状筋症候群
注意点: 腰椎椎間板ヘルニアとの除外鑑別が必要
🔵これはボンネットに足をKの字に絡めて倒すイメージ、もはやプロレス。
皆さんも参考にしてね。いや、なるかな?(笑)
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