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無理してそんな悲しそうな顔作るなよ。演技だろ。

職業やライフステージが違いすぎて話が合わないっていうのは、職業やライフステージの話をしたい人にとってそうであるだけで、ある種の趣味の世界だとあんまり関係ないんですよね。ゼロとは言わないけど。

連休に500キロ走っただとか、乗鞍岳に登っただとか、京極夏彦の新作読んだけどここがあーでこーでとか、そういう、その人自身の能力や目線、生み出すもの以外に興味がないというかその他のガワの要素ってそもそも価値がないというか。

そのガワって本当の意味でのあなたの持ち物じゃないんですよ。

金も含めて、外因によって簡単に価値が変動するような物ばかりありがたがるのは本当の持ち物を何も持っていない証拠。

要は職業やライフステージや金でマウントとって優越感に浸りたいけど、完敗は悔しいし友人相手に完勝してしまうのもなんか罪悪感がねみたいな、そういう話ですよねあれって。

綺麗で丁寧なコトバで包めばそれっぽく一般論みたいに言えるとでも思ってるみたいだけど、その包み紙の中身がどろどろに腐ってるのは匂いでわかりますぞ。

醜い感情なので頑張って捨てられるよう努力しましょう。

その価値観に価値があったのは20代までです。いや、もしかして思春期までかな。その先は自分自身の努力や苦労では変えられない要素の占める割合がどんどん増えて行きますし、それを知る機会がどんどん増えていく筈です。

何時までも若者みたいな気持ちで自己責任論みたいなのを振りかざしている人も見受けられますが、望まぬ運命に堕ちてしまった人達も、必ずしも努力が足りなかったという人達だけではないと言うことが本当にわからないとしたら、今まで見てきた不幸と幸福のサンプル数と解像度が低すぎると言わざるを得ません。

現在の自分は本当にたまたま偶然幸運にも不幸ではないというだけという事を自覚しないのは、無知からくる傲慢なんですよね。

この時代のこの国に生まれることができたのは、あなたの努力の結果ではないのと同じ。

なにより、その変動可能性の高い持ち物はみな、いつでも簡単に価値が逆転したり消失したりするリスクがあるという事を思い出してほしいですね。

話が合わないのは職業やライフステージが違いすぎるからではなく、あなたの魂が穢れているからだと思います。

※これを下書きしている最中に某大手がフルリモート勤務を縮小する方針に転換みたいなニュースがありました。地方移住して半ノマド生活みたいなのを謳歌してた人にはたまったもんじゃないという意見が散見されましたが、まあそういう事もあるんですよ。米国でも似たような事例は多いようで。

とは言え、いうてあそこに勤めるような優秀な人々が、フルリモートや打ち合わせ廃止が一時的なものだっていう予測がつかなかったとは思えないなとも。セカンドハウスとか田舎の実家を利用するとかそういうローリスクな運用だった筈ですし、さすがに家建ててフルベットは無いですよね。多分地方民やブルーカラーむけのガス抜きの演技だろうなーと思いました。

それにそもそも新幹線二時間くらいなら寝れますし最悪PC開けて、多分ほんとは全然困ってないと思います。日本は幸運にも狭いですからね。

まあ、中途半端に八王子から乗り換え込み1.5時間(スタンディング)みたいな人が一番可哀そうかもしれません。





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