ラオス南部のシノムノー村ってこんなとこ
サワディー(こんにちは)
ラオス在住のコージです。
海外24ストーリーのチームでNOTE部の班長やってます(笑)ので今日はまず私の暮らすラオス南部、シノムノー村を紹介したいと思います。
ラオスってどこ!?どんな国?
・・・と言ってもまだまだマイナーな国ラオス。欧米諸国と違い、まずはラオス自体を少し紹介しなきゃいけませんね。
ラオスはタイ・ベトナム・カンボジア・ミャンマー・中国に囲まれた内陸国。国土は日本の本州位で、人口は千葉県民くらい。宗教はタイと同じ上座部仏教ですが、少数民族は精霊信仰で言語もラオ語と違う言葉を話してたりします。
海に面していないこともあり、東南アジアで最も発展が遅たというのも一つの大きな特徴でしょうか。そのおかげもあり最後のフロンティアなんて呼び方もされていて、その牧歌的な雰囲気から欧米諸国の観光地として近年注目を集めています。その注目度は、TIMESで世界で一番行きたい国一位にも選ばれたくらい。
(首都ビエンチャンの様子。急速に発展し始めてるけどまだまだビルはほとんど建っていない。)
ちなみに私の暮らす場所は、首都ビエンチャンからバスで14時間~16時間くらいかけた南部の山の中。
民族もラオ族だけでなく近くに少数民族も多く暮らしています。私が毎朝のむコーヒーはカトゥー族のビエンさんが作ってくれた自然栽培のコーヒーだったりします。
南部シノムノー村はこんなところ
さて、では首都ビエンチャンからバスで移動してみましょう。
バスと言ってもなかなか面白い寝台バスで、畳一畳強のサイズの2段ベッド。この1スペースに二人で寝ころびながら14時間ほどで最寄りの町に到着します。知らないおっさんと二人で添い寝しての14時間はなれるまでなかなか大変でした(笑)
しかし まだまだ到着ではありません。
そこから乗り換えて2時間くらいで村の市場(バス停)。
そこからさらにバイクで20分くらい
そんなところに住んでいます。
・・・
一言で形容すると何もない町
自然豊かで滝や川がいっぱいあるおかげで、数年前はトレッキングで欧米人が多く訪れ始めてましたが、基本的には何もない超田舎です。
ラオス人にも「なんでそんな田舎に住んでるの??」と言われるくらい。
本当に何もない町。
なにせ私がここに住むのにまずやったことは井戸ほり。
そして遠くから電気を引くこと。
水や電気があるってありがたいことだと実感します。
村の様子はこんな感じで高床式の家が木々の間に立っています。
実はこの村、ほんの40年ほど前までは本当に森の中で生活していた人たちなのです。
だから今でもほとんど市場に買いものにも出かけずにほぼ完全に自給自足。
凄いのはこの家の周りに植わった木がそれぞれ果物だったり生薬だったりしていて、食べるものに困らないってこと。
文明的なものはほんとにありませんが、私たちに足りないものを一杯もっているのがこのシノムノー村なのです。
このお母さんの幸せそうな笑顔。
安全にご飯が食べれて、家族がいて、それだけで幸せじゃん
って教えてくれます。
村にはあちこちで鶏に牛、ヤギやアヒルなどが放し飼い。
牛は道端を平然と歩いているのが当たりまえ。
お昼ご飯は森へ野草や山菜とりに出かけるところからはじまったりします。
といっても宗教はあります。
そしてうちの村はラオ族なので仏教徒。
すぐ下の隣村は精霊信仰の村。
宗教は仏教徒が多く、托鉢もあります。
女性はシンと言われる巻きスカートが正装。右の黒いシンは学校の制服ですね。普段も女性はほとんどこのシンをはいていますね。
こちらはラオス中で一番のお祭りラオ新年の様子。
ピーマイラオという水かけ祭り。
仏様の顔もどこかヌケてるのがラオスっぽいですね。
この町が好き
さて、ほんとうにザッと紹介したラオス南部のシノムノー村はいかがだったでしょう?
全く書き足りなくて、書き始めたら文字数が万を超えそうですのであくまで触りだけ。
いやいや、万を超えてもいいからもっと読ませてくれ!って奇特な方は
私個人のnoteもありますのでフォローしてくださいませ。
さて、そんなシノムノー村は、何もない町だけれど、みんな幸せに暮らしています。そして無いからこそ有ることのありがたさを教えてくれます。
この町は私に多くのことを気づかせてくれました。
水が出る事のありがたさ。
雨が降ることの大切さ。
太陽が昇って感謝。
植物の強さ。
豊かさとはなにか。
そして人間が本来もっていた生命力。
などなど。書ききれないほど大切なことを教えてくれました。
この町は何もないから、自分と向き合う時間をくれます。
自然と対峙する恐怖とありがたさを教えてくれます。
そしてご褒美は何といってもこの雄大な朝の風景。
毎日違う表情を見せてくれて、普遍の美しさを見せてくれます。
月もまた得も言われぬ美しさ。
朝から晩まで自然の美しさに包んでくれる
そんなこの町(村)が私はやっぱり好き。
(記事 ラオスのコージ)
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